2008年4月、デジタルサイネージ事業を手がけるストリートメディアを大森洋三氏が立ち上げた。同氏はこれまで、ウェザーニューズ、サイバード、インデックスと、携帯電話向けメディア関連企業において経営の中枢を担ってきた。「命をかけるだけの価値がある」というデジタルサイネージ事業への思いを大森氏に聞いた。(聞き手は島田昇=日経コンピュータ) ストリートメディアは、どんなデジタルサイネージを手がけるのか。 当社のデジタルサイネージ事業は、地上デジタル放送を活用したサービスであることが最大の特徴だ。当社の立ち位置は、デジタルサイネージを対象にしたコンテンツ配信サービス提供者ではあるが、コンテンツ配信そのものではなく、デジタルサイネージと携帯電話などを連携させるサービス部分を軸に、事業モデルを展開する。 具体的には、デジタルサイネージに表示されている映像に対し、消費者が非接触型ICカードを搭載する携帯電