『論座』8月号を読むと、フランスのサルコジ新大統領についての記事が興味深い。 フランスといえば、アメリカ資本の進出を嫌う伝統的小売商支持者によって反マクドナルド暴動の起きる国である。だが、そんな同国にもアメリカ文化で育った世代が現れていて、戦後生まれの親米主義者サルコジはその筆頭ということになるらしい。 以前、坪内祐三が『諸君!』に書いてた記事によれば、ノーマン・ポドレッツら米国ネオコンのイデオローグたちも、アメリカ西部・南部の伝統的保守文化などではなく、マーベルコミックとロックンロールの戦後アメリカ文化で育った「サブカル保守」世代というが、それと似たようなものらしい。 「保守」の中身が伝統土着ではなく消費資本文化の利便性になりつつあるというのは、日本だけではなく、EU諸国まで先進国どこも同じ傾向ということか。だが「ただの国民」多数の本音はこっちなのかも知れない。 ところで同じ『論座』今月
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