Googleの突然の発表以来、IT業界は「Google Chrome OS」の話題で持ちきりだ。長らくうわさのあった“GoogleのOS”が現実のものとなり、いよいよMicrosoftの牙城であるパソコンOSに進出する。今後の両社の戦いはどう展開してゆくのか。メディアの見方をチェックしてみよう。 Chrome OSについての情報は決して多くはない。公式な情報は、主に、7月7日のブログ記事と翌日のFAQ、それに16日の業績発表会の席での同社CEOのEric Schmidt氏が行ったコメントだけだ。 明確に述べられたことといえば、軽量、Linuxカーネルを採用、オープンソース、Webブラウザ「Google Chrome」との密な統合、x86とARMアーキテクチャに対応し、当初ネットブックをターゲットとする――ということぐらいだ。Schmidt氏によると、OSは無料だが配布モデルは検討中という。