よしなが 少女マンガって、広いじゃないですか。いわゆるオメメキラキラの恋愛ものから、それこそ白泉系の『はみだしっ子』みたいなものまで。でも結局私、少女マンガって一様に言えるのはやっぱりマイノリティのためのものだなと思う。 … よしなが 『ハチクロ』は、大人の人のノスタルジーをかきたてるんですよ。ああ、こういうのが本来の正統的な少女マンガだよなぁ、胸キュンの、って。 (『あのひととここだけのおしゃべり』p.26、p.31) ついでなんで書いてしまいますが、この引用の上の方、よしながさんが「マイノリティのためのもの」と少女マンガを位置づけるのは自分にとってとてもしっくりくる言い方でした。実際の立場とも(もしかしたら)ちょっと離れて、精神がそちらの方にいるといいますか(たとえ不遜でも未熟でも理解が足りなくても)孤独とか悲哀の方に流れていく自己認識がある時期にはあって、その感情に肯定を与えてくれる
![2008-06-24](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)