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アメリカと-批評/考察に関するko_chanのブックマーク (3)

  • 超映画批評『ディスタービア』80点(100点満点中)

    『ディスタービア』80点(100点満点中) Disturbia 2007年11月10日(土)、スバル座ほか東宝洋画系にて全国ロードショー 2007年/アメリカ/1時間44分/配給:角川映画 角川エンタテインメント共同配給 宣伝:角川エンタテインメント DW劇場宣伝グループ 隣の女の子の着替えを覗いていたら、とんでもないモノが見えてしまった 隣の家に毎日ビキニで泳ぐ美少女が住んでいる。手元には双眼鏡もビデオカメラもある。家族は夜まで帰ってこない。さて、残された10代の少年は何をするでしょうか? そんな興味深い設定の『ディスタービア』は、徹底して若者向けに作られたスリラーで、その明快なコンセプトが全米で大いに受けた。確かにこれ、サイコーに面白い。 教師を殴って3ヶ月の自宅謹慎をくらった主人公ケール(シャイア・ラブーフ)は、自室から30メートル離れると自動的に通報、即警察がやってくる監視システム

  • [「ハックルベリー・フィンの冒険」の面白さを対話篇形式で紹介] - ハックルベリーに会いに行く

    「ハックルベリー・フィンの冒険」の面白さを対話篇形式で紹介「さて、第4章で予言された災いは、同じ章で早くも実現することとなる」「どんなことが起きるんですか?」「お父さんが現れるんだ」「お父さん!? ハックのですか?」「そう」「ハックのお父さんって、『災い』なんですか?」「残念ながら、その通りなんだ」「あら……」「この小説で、ハックのお父さんは、いわゆる『災い』として描かれている。完全にダメな、救いようのない人間として書かれているんだ。そして、もうネタばらししちゃうけど、最後まで救いがない。この小説で、お父さんは最後まで悪役なんだ」「なんだか……切ないですね」「それがこの小説の一つの大きな特徴といえるだろうね。安易な家族愛など説かないんだ。血のつながった父親を、救いようのない人間として描いている。そこら辺も、このが長いあいだ(そして今でも)悪書の一つに数えられてる理由の一つだろうね」「『ハ

  • 「フォレスト・ガンプ」は世界最高の映画だ - ハックルベリーに会いに行く

    「フォレスト・ガンプ/一期一会」は世界最高の映画だ。理由は特にないが、ワイルダー監督がそう言っていたからだ。 それからぼくもそう思う。そう思う理由は色々ある。それについて、また順を追って説明していきたい。 その1.映画史の焦点とある歴史家が、歴史は時としてそれ以前の世界を一人の男に集約させ、それ以降の世界をその人の指し示した方向に導くとかなんとか言ってたという。これはローマのユリウス・カエサルを指し示しての言葉らしい。ローマ世界(それはすなわち日も含めた世界全体ということでもある)というのは、カエサル以前とカエサル以降で大きく様相が違っている。カエサルがそれまでの流れを一旦自分のもとへと収束させ、そこから後代に向けて再びつなぎ広げていった。時代は時として、そういう歴史の焦点となるような人物を作るというのである。それと似たような意味で、「フォレスト・ガンプ」は映画史の焦点のような作品だ。映

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