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皇室/天皇制と+BOOKに関するko_chanのブックマーク (2)

  • 『江戸時代の天皇』 - HONZ

    昨今の「維新流行」はいったい何なのだろうか。政権交代からTPP、政治家の自己アピールまで、なにかと言えば平成維新だ、平成の開国だ、奇兵隊だ龍馬だと、幕末・維新期になぞらえる。江戸時代は由らしむべし、知らしむべからずの封建的・圧政的時代であり、「鎖国」によって激動する世界史の流れにも目を瞑った時代。それを打ち破ったのが明治維新であり、近代国家日の夜明け、日の青春であるという、いわば「維新史観」が厳然と根を張っていているらしい。だがそれは、維新になぞらえてしまえばもうそれ以上深く考える必要もないという、思考停止の作用を働かせてはいないだろうか。維新=善であると。言うまでもなく、維新とは政権を奪取した側が権力闘争と内戦の勝利を「御一新」と呼び、やがて「維新」と呼んだに過ぎず、そもそも善と悪という基準で判断するようなことではない。歴史の流れに「以前と以後」という断層を安易に設定してしまうことに

    『江戸時代の天皇』 - HONZ
  • [経済]昭和天皇と経済政策

    昔、『プレジデント』に掲載した書評。 『昭和天皇』 ハーバート・ビックス/吉田裕監修/岡部牧夫・川島高峰訳 講談社 上下巻ともに2300円+税 日の20世紀前半における政治的決定のメカニズムは何か。そのメカニズムに最終的に「責任」を負うのは誰であったか。著者が解明すべき問題はほぼこれに尽きている。そして答えも明瞭だ。昭和天皇とその周囲の宮中グループが政治的決定権を掌握しており、それゆえ最終的な政策の「責任」は昭和天皇にあった。 書はこの問いと答えを実証的に論じた、翻訳で上下700頁に達する重厚な著作であり、一読すれば日の20世紀の歴史を簡潔に知ることができるだろう。 特に書で周到に記述されているのは、昭和天皇の思想的な内面である。政策決定のほぼすべての「責任」を負う人物はどのような人格と思想的な背景を有していたか、そして彼の政策遂行上の「目的」はなんであったのか、が詳細に明らかにさ

    [経済]昭和天皇と経済政策
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