4月25日、大阪地裁は「ダンスクラブを無許可で営業した」として風営法違反に問われていた大阪市のダンスクラブ「NOON」の元経営者に対して、無罪判決を言い渡しました。この異例の判決はネットを介して瞬く間に拡散すると同時に、「勝ち目はないだろう」と予想していた多くの業界関係者達を大いに驚かせました。かくいう私もその中の一人であったことを、最初に告白しておきたいと思います。 ただ、その後の報道やクラブ関係者の反応を見ると、その判決の意味は大きく誤解されているようです。このまま、誤解に基づいてクラブが運営され、万が一更なる摘発などを受ける事態となれば、せっかく盛り上がってきた風営法の改正議論に水を差すおそれがあります。そのためにも、ここで今回の判決の意味を正確に読み解いておきたいと思います。 風営法は合憲との判断 今回の裁判は「風営法違憲訴訟」などと銘打たれ、ダンスの模様を再現する捜査官の証言など
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