理科の勉強 「なぜ」なのかを考える 人間の記憶にはいくつかのタイプがあります。丸暗記する能力は「知識記憶」といいます。 そして物事を根本から理解して理屈を憶える能力を「経験記憶」というのです。 人間は小学生くらいまでは知識記憶のほうが優勢ですが、高校生以上になると経験記憶が優勢となってきます。 つまり理屈を理解せず丸暗記できるのは小さい子供のほうが得意だということです。 中学生はちょうど経験記憶が知識記憶を追い越す時期です。この時期に経験記憶の発達を助けるように 「なぜそうなるのか」という論理的な考え方をしていくことは脳の発達にとって非常に大切なことなのです。 理科はこの経験記憶を訓練するためにぴったりの教科です。中学校でやる理科は日常的なことがらを数多く あつかっています。植物や動物などの生物、天気や星、地震、光や音など。 これは自分の日常的な経験を思い浮かべて憶えることで経験記憶につな