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ブックマーク / www.axis-cafe.net (25)

  • 暴力装置 - おおやにき

    いやいや何を言っているんだ自衛隊は国家の暴力装置に決まってるだろう(参照:「仙谷氏「自衛隊は暴力装置」 参院予算委で発言、撤回」(asahi.com))。国家が(ほぼ)独占的に保有する暴力こそがその強制力の保証だというのは政治学にせよ法哲学にせよ基中の基であり、その中心をなすのが「外向きの暴力」としての軍隊と「内向きの暴力」としての警察である。で、日では主として歴史的経緯によりこの両者が相当明確に区別され、かつ現実的にもあまり仲が良かったり悪かったりという話があるわけだが(戦前ならゴーストップ事件が典型ね)、フランスやイタリアにある国家憲兵隊制度や、発展途上国に多い警察軍制度に示されているように暴力としての質に違いがあるわけではなく向きを変えれば同じものであると、そう整理されることになる。 その上で、まあ法哲学的にはゆえに国家は質的に悪であるとする立場と、しかしこの暴力抜きには社

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/11/19
    「むしろこの発言を問題視するほうが、近代国家理論の原則も・自衛隊の持つ実力についても・シビリアンコントロールの理念についても正確に理解していないのだと、そういうことになろう。」まったくもって
  • 続・岡崎市立図書館事件(2) - おおやにき

    さて、とはいえこれだけだとなんか非常に形式的なことで私が切って捨てているだけに思う人がいるかもしれない。まあ個人的には形式が守れない人間には研究者としての資格がないよねえと思うのだが、まあ世界の人がみな研究者倫理を熟知しているわけでもなかろうから、結局不確かなソースに依拠することでどういう恥ずかしいことになっているかという実例を、一つ挙げておく。 なお以下で、「私はこう言った」という内容については、私としては自信があるものの間違いなくそうだという証拠(たとえば録音のごときもの)があるわけではない。まあただおそらく参加者に確認すれば「だいたいそういうことを言っていたのではないか」程度の証言は揃うであろうから、一応の信頼性は担保できようかと思う。もちろんたとえば高木氏には「それでは十分な証明と言えない、そんな情報をもとに主張の当否を論じるのはおかしい」と主張する自由があるが、そうなればtwit

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/10/05
    相手は軽率だが悪意ではなさそうなので、おおや先生も言い過ぎではないかと
  • 続・岡崎市立図書館事件(1) - おおやにき

    要約:高木浩光氏は、twitterによる・第三者の・不正確な要約をもとに、他人を罵倒してもよいと考えている人のようです。 経緯: 大屋、討論会でパネルとして発言。 参加者の中に、内容を要約してtwitterで発言していた人がいる。ただし欠けている・落ちている部分が必然的にあったほか、不正確な部分もあったと指摘されている。 たとえば以下の展開。

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/10/05
    断片的な伝聞で大騒ぎすると誰でもバカみたいに見える
  • 岡崎市中央図書館事件 - おおやにき

    呼ばれたので行ってきました。パネル討論会「「岡崎市中央図書館ウェブサーバ事件」から情報化社会を考える」(主催:ESD21(持続可能なモノづくり・人づくり支援協会))。会場は中京大学の八事キャンパスなので、あまり普段と代わり映えがしないな。パネリストは4名で、他はまあ図書館系と情報系の方だったので、法律系としての機能を期待されているのかなあと思ってみたり。いや実定法学者でもないので多分に不安が残るところなのですが。 でまあ述べた内容ですが、この件で図書館側・ベンダー側・警察側に問題があったというのは多くの人が言っていることだし、まあベンダーの問題点って否定できないよねえと素人ながらに思うのでそのあたりは他に任せて、逮捕されてしまった開発者の行動にも「問題」(ベストプラクティスではないという意味でのね)はなかったかという点と、警察・図書館の行動にも「問題」はあったがその背景にある事情というもの

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/10/03
    私が政治家のtwitter利用にきわめて否定的なのは、(1)そういう限界を理解しないで主張・議論のメディアたることを期待しているとすればあほおであり、(2)わかった上で国民の感情動員のための道具として活用するなら邪悪
  • もと首相・補足 - おおやにき

    なんかアイスランドの噴火で飛行機が飛ばないので江田五月・参院議長の派遣は見送りだそうで、うんまあその方がいいんじゃない。みんな納得する理由だし。というわけで前のエントリに多少補足を。 まず他に候補者はいなかったのかという点。非=自民の総理大臣経験者というと存命なのは細川護煕・羽田孜・村山富市の三氏、微妙なのは海部俊樹氏かな。このうち海部氏は首相時も政界引退時点も自民党で、そのあいだに小沢氏に担がれて新進党を結成し、自由党まで付き合ったあと袂を分かって保守党・保守新党から自民党復党という経緯なので、まあ現自民党の元総理と同じくらい頼みにくいんだろうな。 羽田氏についてはその種の問題はなさそうだけど、とにかく脳梗塞の後遺症があるという話で、首班指名投票の時も演壇に登れなかったくらいだからこれは体調の問題でしょう。細川・村山両氏については特段そういう話もなさそうなので、純粋に高齢で体力面の懸念が

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/04/19
    プロトコルは肩が凝る
  • 輜重輸卒とチョウチョウトンボ - おおやにき

    ちょっと用があって出かけたらまたJRが遅れており、しかも乗った時点では8分遅れだったのが南大高で2続けて優等列車を待避とかやられたせいで駅に着いたら14分遅れ。1時間に1のバスに乗り継ぐ予定だったのが見事置いて行かれましたと、そういう話。仕方ないからタクシー飛ばしたらバス運賃の14倍くらいかかってな orz。もうちょっと真面目に走らせてください。>JR東海 さてその途上、いま書いている原稿に関連した調べ物で、以前に買って途中で置いておいた一ノ瀬俊也『明治・大正・昭和軍隊マニュアル:人はなぜ戦場へ行ったのか』(光文社新書2004)を読んでいたところありゃと思った記述があったのでご紹介。 捕虜観の問題とともに、前線への補給を担う輜重兵の問題も、日露戦争の「合理性」の程度をうかがう上で重要である。(......)来輜重兵のいない戦争など成り立たないはずであり、それは同時代人も実感として肌で

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/03/14
    「チョウチョウトンボなのは「輜重輸卒」であって、「輜重兵」ではないのだ。」コンビニバイトと店長みたいなものか(違
  • 政治的行為 - おおやにき

    えらいことご無沙汰でした。別に何があったというわけではなく、累積原稿債務の整理を優先していただけなのですが、この間も行政負担がいっこうに減らない(というか入口がさらに増えた)こともあっていっこうに芳しくなく、じゃあどっちにしろ同じじゃねえかと思ったこともあってまた出てきました。というかこういうのもちょっと間が空くとおっくうでいけませんな。この間に公開された仕事などについては、追って補完します。さて。 陸上自衛隊の連隊長さんが「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」云々と会合で挨拶したことに対して北沢防衛相が「外交における政府の意思決定をないがしろにする行為」とご立腹だという件(「陸自連隊長発言「首相を揶揄、許し難い」 北沢防衛相」asahi.com)。こういうのは、いつも書いていることだが、法的な次元と政治的な問題に分けて考えるのがよろしい。 まず法的な次元の問

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2010/02/14
    「税務署の中の人が「間違いが露見したらあとから修正申告すればいいやという態度ではなくて、贈与を受けたらきちんと確定申告してください」と言ったら総理大臣に対する揶揄になりかねない現状」なさけなや
  • 現代と中世の借金(1) - おおやにき

    というわけで、以前に予告した歴史関係のをめぐる問題である(だいぶ遅くなった)。私が読んで愕然としたのは、井原今朝男『中世の借金事情』歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、2009.1 であった。最初にはっきり書いておくが、これは買ったり読んだりする価値のまったくないである。それはもっとも問題が濃縮されている序文だけでなくほぼ全体についてそうで、あえて言うとメディアリテラシーの教材としては意味があるかもしれんと、そういう代物であった。そこまで明確に批判する理由は、第一に現代の法制度に関する理解が(日・外国問わず)誤っていること、第二に(現代だけでなく)一般的に土地やそれに対する所有権という制度が何を意味しているのかが理解できていないこと、第三に、従って(私自身はそれを判断する能力を持たないが、おそらく歴史史料・文書類の読解は正確であろうにもかかわらず)基礎となっている文書類やその背景にある

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/10/07
    NHK教育「知る楽 歴史は眠らない ニッポン借金事情」火曜23:25に井原氏が出てます
  • 混乱の先について(2・完) - おおやにき

    しかしそれにしても思うのは、野党の人は口々に小泉改革を批判するが、政権交代の可能性を生み出した・ヨコ交代依存の政治体制そのものが小泉政権の生み出したものなのだな、ということである。当然ながら、小選挙区制下では獲得議席数が大きく変動して政権交代の可能性が生まれるということ自体はそれ以前から理論的に予測されていたわけだが、実際にone issue的な選挙を通じて大議席の獲得が可能であることも、それによって強固な政権基盤を築けばある種「やりたいほうだい」であり、反対者がいようが選挙公約と矛盾していようが次の選挙までは自分の意志が貫けるということも実際にやって見せたのは小泉純一郎だよなと。そして、小泉政治というのがそのように、従来のコンセンサス形成的な政治から為政者のリーダーシップを強く発揮させる、井上達夫の言葉を借りれば批判的民主政的な構想への転換を意味していたのだとすれば、なるほどその物語はそ

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/08/30
    「政権交代の可能性を生み出した・ヨコ交代依存の政治体制そのものが小泉政権の生み出したものなのだな」民主党こそ小泉チルドレンというオチ
  • 雑感 - おおやにき

    さあこれで年度末まで少し原稿を書く余裕ができたぞと思ったら次々とアポイントメントを入れられている件(挨拶)。忙しさに取り紛れて書き忘れていたのですが、名古屋大学法科大学院(大学院法学研究科実務法曹養成専攻)で私が開講している「情報と法」が、2009年度は南山大学法科大学院との共同開講科目になります。まあ私にとっては別に学生さんによその人も一定数混ざるかもしれないというだけのことで、授業も従来通り名大で一度やるだけなのでいいのですが(でも授業時間は(より遅い)南山に合わせるので45分遅れ)、これに伴い南山・名大の双方で履修に事前手続が必要になるようです(講義開始日にいきなり教室に来ても履修が認められません)。つまりその、LSの授業なので人数が一定数を超過するとまずいということらしい。履修希望のある人がここを見ていたらご注意ください。さて。 民主党・小沢代表の秘書が逮捕された件。まあ体の進展

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/03/24
    「結局マスメディアは重要な情報源を一つ潰してしまったことになる可能性はあり、自前で情報分析する能力が低いのにそれで大丈夫なのかとか思うわけだが」煽り>分析なので問題ありません(皮肉です)
  • 陰謀論 - おおやにき

    湾岸戦争アメリカの陰謀だと主張していた人に「でもきちんとした根拠が示せなければその主張自体が陰謀になっちゃうんじゃないですか?」と聞いたら「それは違う」と断言されたのだが何がどう違うのか最後まで説明してくれなかった件について(挨拶)。一応世間では哲学者として名の通っている人だったんだけどなあ......分析的思考はできない人だったけど(*1)。そんなことをふと思い出した。 さてその、民主党の小沢党首の公設秘書・会計責任者が逮捕されたという件についてなのであるが、事件自体がどの程度の広がりを持っているのかとか、どの程度の証拠・証言が揃っているのかといったような問題については今後の展開を待つしかないと思う。ただ、この時点で陰謀論を唱えるダメな人は洗い出されたのかなという感じ。 今のところは単に「逮捕」という事実があるだけでその背景情報はほとんど出てきていない。相手の手札がさっぱりわからない段

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/03/04
    小沢秘書逮捕には驚かないが民主党幹部が恥ずかしげもなく陰謀論を力説するのを見てあごが外れそうになった
  • 配置転換と職務 - おおやにき

    田母神・元空幕長が更迭・定年退職した事例について、「五百旗頭真防衛大学長も、政府の方針や見解に反した論文や発言をあちこちで発表している。そちらにお咎め無しなのは二重基準、矛盾ではないか」という主張がある旨、Gryphon氏にコメント欄でご教示いただいた。だいぶ時宜を失していると思うが一応この点について検討しておく。 というかまず第一に以前にも書いた通り、田母神氏は懲戒処分も分限処分も受けておらず(「お咎め」を受けたわけではない)、単に配置換されたところ定年に達して自動的に退官しただけのことであるので、最初から前提が崩壊している気がするわけである。仮に処分されていたとしても、これも既述の通り見解発表に関する内規違反はあるようでその限度では正当化されるのであり、そのような違反があるとは伝えられていない五百旗頭・防衛大学校校長の事例との差が生じるのは当たり前だろう。 話を筋に戻すと、というわけ

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    kurokuragawa 2009/02/15
    田母神騒動では一部(と思いたい)の右翼・保守派のわがままと甘えに失望するばかり
  • 支援 - おおやにき

    生協に行ったら久しぶりに入荷していたので支援と連帯の意を明らかにするために大量に購入してみる。つうかがんばれ。 まあこの件についてはそこが主犯というわけでもないと思うのだが、先日来某研究会で安全と安心のギャップをめぐるリスクコミュニケーションなどという話をしていたときに、問題発生のひとつの類型としてマスメディアの問題というのを指摘したわけです。つまり「科学的には安全」という状況があるのにその根拠となる知見やデータの内容を理解できずに不安をフレームアップしてしまう事例があり、まあとコンニャクゼリーの相対的危険性とかを例として考えてもいいだろう。なんでそうなるかというにもちろんマスメディアも客商売であって不安をあおる方がお得であるからということも考えられるのだが、日の場合はそれに加えてマスメディアの中の人たちがとてもモノを知らないというか、専門性がなかったり不勉強だったりするという問題を指

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2009/01/02
    最低レベルの視聴者・読者に媚びて煽って商品を買わせるのが仕事  …とマスコミ人は思ってるわけじゃないよね(誰か違うと言って)
  • 新聞の評価 - おおやにき

    ワシントンでの首相会見でこんな発言があった。英語の質問に日語で答えた後、英語で「正しく訳されてたらいいけど。ゆがめて訳してない? OK?」。受け狙いなのだろうが、アソイズムで一番苦労しているはずの通訳の人に申し訳ない。 日語が「ヒラリー」と呼び捨てでも「ヒラリー・クリントン上院議員」と訳し「新聞のうわさくらいあてにならないものはないでしょう。こういう人たち(日の記者?)が作っている話ですから」はあえて訳さないでくれるプロなのに。あのまんまきっちり外国語にしてたら、どうなります? (「発信箱:ブッシズムとアソイズム」毎日jp) いや麻生総理に対する評価は外国でも国によって・メディアによっていろいろあるだろうと思うけど、日に詳しければ詳しいほど記者クラブと再販制度に守られた「大衆紙」レベルの日の新聞をジャーナリズムの仲間には入れないんじゃないかね。ちなみに「国境なき記者団」(Repo

  • バーの値段 - おおやにき

    ん〜私も安月給の国立大学教員ですがホテルのバーで酒を飲むくらいのことはするな、主に海外ですが。何かというと恒例のぶら下がり取材で連日高級店に行っていると総理を批判した記者に対して「ホテルのバーは安全で安いとこだ」(MSN産経ニュース)と反論したという話ですが、これは麻生総理が言っていることが正しくて、まず絶対的な金額の話としてそう高いわけではないし、商品に対する対価としては高くない。当然その「商品」とは単なる酒のことではなく、雰囲気とかセキュリティが含まれるわけだけどね。というかそれが最大でしょと。 だから海外だと私でもホテルのバーに行くわけで、というのは第一に私がしょっちゅう行くような途上国で遅い時間まで安全に酒が飲めて帰りの足に不自由しないところが他にどのくらいあるのかという話。第二に、他にあるとしてそういう店を探したり当に安全かどうか判断するためにはどの程度のコストが必要で、それを

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/10/26
    「reasonableなお値段」それが一番大事(がんばれソングじゃなくて)
  • 幻想の共同体 - おおやにき

    実家に寄ったので読売を読んでいたら、秋葉原の連続殺傷事件は人を取り替えのきく部品のように扱う現代社会の帰結で犯人を暖かく包む伝統社会とか共同体とかがあれば起きなかったのではとか書いている人がいてええと津山三十人殺しってどういう時代に起きたんだっけ(挨拶)。世話好きおばさんがいたら非モテでもお嫁さんとか来てくれて幸せになれたのではとかいう趣旨のことが書いてあったような気がするんだけど、匿名性が高くて属性を隠蔽できるネット上の掲示板ですら「こいつなんかヘン」だと気付かれちゃうような人間の居場所が閉鎖的で固定的な共同体にあるわけないじゃん。村中から後ろ指差されて違う形で暴発してただけなんじゃないの、とは思うところ。 というか現代社会が行為や所属の領域を分断することによって「ちょっとヘン」な人がそのヘンさを日常とは違うところで表現したり発散したり、とにかく周囲の社会には気付かれずに平穏無事に生きて

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/07/19
    経済はデフレ・自意識はインフレ
  • on claimability - おおやにき

    すいません、テキトーなこと書きました(挨拶)。いやよく考えたらNHK事件に関する判断の根拠は放送法3条に定められた編集の自由であり、同3条の2にある公正中立義務などを守るために被取材者の期待に応えられない可能性があることを被取材者も当然に知っている[はず|べき]であるというのが論拠の一つであるところ、同法はもちろん映画には適用されないので『靖国』事例においては被取材者の期待をより強く保護すべきという主張はあり得るのでした。もちろん根的なのは放送にせよ映画にせよ表現の自由との対立であって、被取材者には取材に応じるかどうかの選択の自由がある以上その期待を過剰に保護すべきでないという考え方のスジは共通であり、私自身は映画についても最高裁判決の論旨でいいのかなあと思うところではあるが、保護可能性の主張を全面的に排斥した点は誤りであったかと思う。でもApeman氏がツッコむのはそこじゃないのね。

  • タクシーとマッチポンプ - おおやにき

    いや終電後にタクシーで帰宅する霞ヶ関のなかの人たちがビールだのおつまみだの商品券だのをもらっていたという一件。正直そういうタクシーの使い方をしたことがほとんどないのでよくわからないのだが(というのは別に清廉潔白を気取るわけではなくタクシーチケットのもらえる仕事でもできるだけ自腹で地下鉄を使って移動するようにしているくらいタクシーというものが好きではないので、まあ必要なら使うのだがとにかく相手が気を遣って話しかけてきたりするのに対応しないといけないようなシチュエーションが嫌いで床屋も会話がないのを狙って安いところに行くとかおねえちゃんと楽しい会話のできる飲み屋さんとかに絶対自分からは行かないとかとにかく偏屈な人間だからなのであるが)、普通に都心から長距離で乗ればよくあるサービスだという人がいてそうかなと思い、しかし現金とか商品券はやはり割り戻しであってまずいのではないかと思うとスタンプカード

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/06/08
    「つまりこのタクシー問題で長妻議員が騒いでいるというのはある意味で放火犯が消防車のサイレンに文句言っているようなものなのである」長妻議員をもてはやして勘違いさせる連中はどういうつもりなのか
  • 『靖国』騒動 - おおやにき

    うんまあ、公表された言論について批判するのと公開前に批判を加えてそれを制約しようとするのとではやはり違うし、「そもそもあんたら見てから批判してるのかね」と言いたくなるところもあるので、もちろん気にくわないわな今回の騒動は。『プライド・真実の瞬間』のときになんかいろいろした人たちがいなかったっけとか言いたくなるところはあるし、そのときうごめいたなかで実際に見た人たちがどれだけいたのかねとは思うけどな。いや私自身も見てないし、どちらか片方タダで見せてやると言われたら『靖国』にするけど。 今回の騒動で読み取るべきことはおそらく三点くらいある。第一に、まあ配給と映画館の契約関係が厳密にどうなっているのか私は知らないが、やはり契約締結以前の段階で断られたら法律的にはどうにもならないよねということ。映画館も公的施設ではないし、契約締結義務はないわな。裁判に訴えて、勝って、損害賠償なりを受け取って、それ

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/04/05
    水伝について「たいした問題じゃない」と甘く見る人を思い出した/萎縮させる空気が問題の本質でしょうに
  • 法は守るべきか(補足の補足・1) - おおやにき

    いや私は結果的に意見の違う相手より整合性とか統一性とかのない人間の方がキライなんだよ(挨拶)。川人先生からごをいただいたときにも少し書いたけど、統一性のある人は同意しなくても尊敬してますよ。共産党は結構好きで時々一票入れてるとかね。「右とか左とかはいい。上か下かだ」とか学生にも言うわけですが、だって立場が違っても統一性のある相手の行動は予測できるけど馬鹿はそうじゃないからねえ。私個人としては根元的他者の接遇とかぜんぜん好まないので(というかそれが当に根元的な他者だったら私はその訪れを認識できないのではないかとか理論的には思うところであるし)、右だろうが左だろうがわけわかんないのがキライなんです、少なくとも私の自意識としてはね。それはおまえの実存的脆弱さに由来するのだろうとか言われたらそうだねえというか、実存の強固な人間が根元的規約主義とか主張しないよねえという気がする。いや心弱い生き物

    kurokuragawa
    kurokuragawa 2008/02/23
    暴走するか・機能しないか二択の武器「社会的制裁」