作品紹介・あらすじ 資金をどこから調達し、どうやって運用するかはビジネスの基本。経営の効率性と収益性を高め、企業価値の向上を目指すのがコーポレート・ファイナンスだ。 このツールを有効に用いることで企業は経営戦略を客観的に評価でき、企業価値の持続的な向上という目的に合致した戦略的な意思決定を行うことができる。資金調達と経営戦略に整合的であるか否かも判断できるため、先進企業を中心に活用が進んでいる。 本書では、経営戦略を立て実行する上でコーポレート・ファイナンスをどのように活用すればよいかを明らかにする。 配当政策やグローバル展開、M&Aの実行など、テクニカルな事柄ではなく全社的なイシューにテーマを絞り、より経営判断に近い事例が中心となる。 コーポレート・ファイナンスの基本的な考え方を理解すれば、それを応用することで多様な現象を自分の頭を使って理解・分析できるようになる。多様な現象に振り回され