ミンガラーバー!(こんにちは!) ミャンマー連邦共和国の最大都市、ヤンゴン在住の芳賀啓介と申します。※ 「何やってる人?」という自己紹介はこちらをご参照いただければ幸いです。「なぜ起業を?」「それも…
![忘れかけていた「海外移住の夢」が叶うまでの1年間|EXPAT by クーリエ・ジャポン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/edb03eca116184ec5ffabc5f4b64a7bbec87f857/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia-expat%2F2018%2F08%2F16151542%2FIMG_5029.jpg)
ミンガラーバー!(こんにちは!) ミャンマー連邦共和国の最大都市、ヤンゴン在住の芳賀啓介と申します。※ 「何やってる人?」という自己紹介はこちらをご参照いただければ幸いです。「なぜ起業を?」「それも…
ハラリ 歴史を画する大きな出来事には、必ずいいところと悪いところがあります。私はどんなときも両方の側面を見ようと心がけています。 たとえば、私はこれまで「現代は人類史上、最も平和な時代だ」といった発言をしてきました。私はこれが真実だと思っていますから、自分のベストを尽くして、この説を擁護してきました。 人間の暴力はいま、史上最低の水準まで下がっています。現代では、暴力で死ぬ人より、食べ過ぎで死ぬ人のほうが多いのです。つまり、コカ・コーラやマクドナルドのほうが、アルカイダやISISより、人命を脅かしているわけです。 こんなことを言っていると、必ずこう言われます。 「あなたは本当に楽観的な人ですね。世界にはテロリストがいるのですよ。シリアやイラクでは戦争が起きているんですよ」 でも、私が気候変動や人工知能の未来について発言すると、今度は「あなたは、極端に悲観的な人なのですね」と言われるのです。
ダン・アリエリー ここからは「誠実さ」や「フェイクニュース」について話し合いたいと思います。 『ホモ・デウス』のヘブライ語版には、「なぜ私たちは真実を知りたがらないのか」といった章題があったのですが、米国版には、それがなくなっていたことに気づきました。なんとなく意味深に思えました。 というのも、米国では数ヵ月前から、社会と真実の関係に関する話題が増えているからです──フェイクニュースの話です。 ハラリさんは、これを大きな変化だとお考えですか? 私なんかは、フェイクニュースの話を聞くと、恐ろしいと思ってしまうのですが、もしかするとこれは、私が単に物事を短期的にしか見ていないからなのかもしれません。長い目で見れば、フェイクニュースなど、どうでもいいことなのでしょうか? どうか私の不安を取り除くような話をしていただけませんか。 ユヴァル・ノア・ハラリ フェイクニュースやデマの拡散が話題になってい
ダン・アリエリー✗ユヴァル・ノア・ハラリ 世紀の対談【1】 「ハラリさん、右派が台頭すると地球温暖化が進むって本当ですか?」 2017年2月21日、マンハッタンのアッパー・イースト・サイドにある「92Y」でおこなわれたダン・アリエリー(右)とユヴァル・ノア・ハラリの対談の模様を収録 行動経済学ブームに火をつけたあの超人気教授が、世界が注目する「知の巨人」に斬り込んだ! 2017年2月、ニューヨークにあるユダヤ系のコミュニティ・センター「92Y」で、行動経済学者のダン・アリエリーが、歴史家のユヴァル・ノア・ハラリにインタビューした。2人はともにイスラエル育ち。アリエリーはミクロの視点から人間の非合理性を指摘し、ハラリはマクロの視点から人類の歴史を描く。 話題の中心となったのは、ハラリの新著『ホモ・デウス』(日本では2018年9月刊行予定)。文明がテクノロジーと遭遇したとき、人類そして世界に何
Text by Soo-hye Kim, Choong-ryung Kim, Ji-Hye Yang and Eun-gyung Choi 「1億総活躍社会」に向け、本格的に始まった日本政府主導の「働き方改革」。韓国メディアが驚いた、トヨタをはじめとする大手企業が導入する新しい勤務制度が、高齢化社会日本におけるアベノミクス成功の鍵を握る! トヨタの新勤務体系は出社週2時間 2016年、日本の自動車メーカーのトヨタは在宅勤務制度を導入した。週に出社は2時間ほど、残りは自宅で仕事ができるという、にわかには信じられない制度だ。対象となっているのは事務職や研究開発(R&D)担当の技術職など2万5000人で、全従業員7万2000人のうち3分の1に相当する。 トヨタの関係者は「何曜日の何時から何時まで勤務するといったことを会社が一律に定めておらず、チームや部署別に一人一人の事情を考慮して、最も効率的な
加速化する日本の少子高齢化。年金は当てにならず、70歳を過ぎても深夜労働を余儀なくされる。生活難から自ら命を絶ち孤独死する道を選ぶ人もいれば、わざと軽犯罪を犯して刑務所に入ろうとする人も──。日本の高齢化社会に未来はあるのか、スペインから記者が取材を重ねた。 リタイアできるのは恵まれた少数派 健康状態は決して良くないにもかかわらず、サトウレイコはつかつかと北海道夕張市の閑散とした道路を横切って出勤する。冬の冷気が骨にまで染みる。 彼女に選択肢はない。サトウの夫はすでに亡くなっており、月730ユーロ(約8万5000円)ほどのわずかな収入で生活をやりくりしている。たとえ80歳を目前に控えていても、生き延びるためには仕事を続ける必要がある。 夕張市は人口9000人ほどの小さな都市だ。かつては「石炭の首都」として栄えていた。ところが、いまでは日本国内で「最も年寄りの多い街」へと変貌した。2人に1人
1月20日、ついにドナルド・トランプが米国の第45代大統領に就任する。彼が大統領選に勝つことを、ほとんど誰も事前に予測することができなかった。共和党も保守系メディアも、いや、トランプ自身もだ。 開票速報を観るパーティーにヒラリー・クリントンが3万人収容のコンベンション・センターを用意していたのに対して、トランプはヒルトン・ホテルのボールルームに招待客だけを集めて、こじんまりとおこなったことからも、トランプに勝つ気がなかったことがわかる。 筆者もヒラリーが勝つと思っていた。その根拠は「子供投票(Kids Vote)」だ。アメリカの小中高校では1940年代から大統領選のたびに、子供たちに「どちらの大統領候補に投票する?」と尋ねて模擬投票をさせる。これが70年以上続いていて2回しか外したことがない。あらゆる選挙予想のなかで最高の的中率を誇っていた。 どうしてそんなに当たるのかと言えば、子供たちは
2017年1月8日、第74回ゴールデングローブ賞授与式で、映画界に長年貢献した人物に与えられるセシル・B・デミル賞を受賞したメリル・ストリープのスピーチが話題になっている。 ハリウッドの多様性、次期大統領に対する痛烈な批判、ジャーナリストを守るための支援など、政治的な内容ゆえに賞賛と非難の声があがっている。 いち早くクーリエ・ジャポンがその全訳をお送りしよう。 お座りください。ありがとう、親愛なる皆さん。おゆるしください、先週末、叫んだり嘆いたりして声が出ないんです。それから、この1年の途中で、正気も失ってしまったので、書いてきたものを読ませてください。 「ハリウッド外国人映画記者協会」の皆さん、ありがとう。ヒュー・ローリーが先ほど言ったことを続ければ、ここにいる皆さん、私たち全員はいま、米国社会のなかで最も中傷されている層に属しています。だって、ハリウッド、外国人、記者ですよ。 それにし
米国ではいかにして効率良く働いて、家族と過ごしたり、趣味の時間を作ったりするかということが話題になるが、日本には、そのような考えかたは浸透していないという。米「ワシントン・ポスト」紙の記者が、日本の抱える「過労死問題」を調査した。 週90時間労働の果てに 日本には「ワークライフ・バランス」という用語は存在しない。 かわりに、「働き過ぎによる死」を意味する「過労死」という言葉がある。この過労死は、これまでほとんど議論されることがなかった、日本の劣悪な労働文化がもたらした結果といえる。 実際にここ日本では、毎年、何百人、いや、おそらく何千人もの労働者が文字通り、過労死しているのだ。セリザワキヨタカもその1人だ。 2015年7月に当時34歳だった彼は、人生最後の数週間を週あたり90時間働いた後、自殺した。 「息子の同僚は、その異常な労働時間に驚いていたと言っていました」 自宅で本紙の取材を受けて
鈴木一朗ことイチローは、かつての「30年発言」以来、ことあるごとに韓国人の非難と揶揄を一身に浴びてきた。だが発言から9年が経ち、韓国誌は彼の積み重ねてきた実績を冷静に評価するよう呼びかけている。 2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の直前、日本代表の中心選手だったイチローは「韓国は向こう30年、野球で日本に勝つことはないと知らしめたい」と発言した――こう韓国内で報道された。 そしてイチローは韓国人を敵に回し、彼に死球をぶつけた投手が「烈士」と称えられた。3年後の第2回WBCでは、牽制球を投げるフリをしてイチローに無駄なスライディングをさせた投手が「烈士」になった。 だが、この「30年発言」は歪曲された可能性がある。米国のESPNで報じられた英訳を参照すると、イチローは「向こう30年、日本には手を出せないとも思わせたい」と語ったようだ。つまりイチローは、目的語として
クーリエ・ジャポン編集部ブログでは、クーリエ本誌でも紹介した海外メディアによる国際情勢やビジネス、社会、教養にまつわる話題などをわかりやすく提供しています。紹介した記事はfacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを介して多くの方が閲覧しています。こんにちは、中年編集I上です。 前回に書かせていただいたエントリー で宣言したとおり、ガラケーしか持っていないのにタブレットを買おうと家電量販店に行きました。 しかしいろいろな製品があるものですね。正直申して、私は家族にバレないようにある種のサイトを閲覧できれば何でもよかったのですが、激安製品はどうも使いづらそうだし、格好悪い。改めてiPadのデザインの完成度の高さに驚きます。とはいえ、あれはあれで使い勝手が悪い面もある。たとえば重たい動画を閲覧するのに……。いけません、これ以上書いては、私がどのサイトを見る目的でタブレットを買お
アジアで起業するなんて、普通の人には、ちょっと考えられない話。どうあがいても無理だと思うかもしれません。だって日本でも起業するなんて大変なのに、外国を個人旅行するだけでへとへとになるのに、外国で自分の会社を立ち上げて成功するなんて……。 でも、今回アジアで働く日本人たちを取材してみると、実際には成功している日本人も結構多いことがわかりました(もちろん、その裏では失敗した無数の人たちがいるのは間違いありません)。 そして彼らに話を聞きながら、そのなかには、現地の日本人をターゲットにビジネスをしている人が多いことにも気づきました。つまり、日本食レストランだったり、日本語の新聞・雑誌だったり、日本人向けの観光ツアーなどのサービスです。 はじめ、現地在住の日本人をターゲットにするというのは、不思議に思いました。だって日本人客といっても、しょせんアジア各国をあわせても33万人しかいない市場(2
アメリカ班デスクの南です。前回のエントリーに引き続き、東南アジアでの取材で感じたことをご紹介したいと思います。 現地で取材に応じてくれた人たちに「言葉の壁を感じますか?」と質問すると、複数の人からこんな答えが返ってきました。「ここはその気になれば、日本語だけでも生活していけますよ」と。 在留邦人が多いため、外で食事をとるにしても、なにか買い物をするにしても、日本語だけで何不自由なくやっていくことが可能だというわけです。日本人向けの店もたくさんあるし、日本でもおなじみの日系チェーンがアジアに進出していることもその一因でしょう。取材中、セブン-イレブンやユニクロ、大戸屋などを何度か街角で目にしました。 だからといって、現地の言葉を勉強する必要がないというわけではありません。そういう道を選ぶことも不可能ではないですが、ある程度の期間、外国で住むためには言葉を覚えたほうが生活の幅が広がるのは
アメリカ班デスクの南です。今月号では巻頭特集「『越境の時代』がやってきた!」を担当しました。 PHOTO: MASATAKA NAMAZU 今回の特集を組むにあたって、バンコク、シンガポール、ジャカルタで現地取材を行ったのですが、その取材のなかで強く印象に残った言葉が幾つかあります。その一つが、「“日本人プレミアム”はなくなった」という言葉です。 国際石油開発帝石(INPEX)の駐在員としてジャカルタで働く蜂谷亮太郎さん(45)は、シンガポールやマレーシアという成長著しいアジアの他の国でも駐在してきた経験があります。その彼が、「10年ほど東南アジアに身を置いて強く思ったこと」として語った台詞が、「アジアでは10年くらい前まで、日本人というだけで尊敬され、色目を使われました。でももう、そんな“日本人プレミアム”はなくなった」というものでした。 彼は、「国内だけで勝負をする時代は、とっ
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