(CNN) オーストラリア南西部でこのほど、小型飛行機の訓練飛行中に教官が突然意識を失い、残された生徒が管制塔と交信しながら必死で機体を着陸させる出来事があった。生徒がパイロットとして訓練飛行に臨んだのはこの日が初めてだった。 小型機の操縦を習っているマックス・シルベスターさんは先月31日夕、西オーストラリア州パースの南に位置する飛行場で自身初となる訓練飛行を行っていた。ところがCNN系列局の9ニュースによると、同乗していた教官が突然意識を失ったため、たった1人で機体を着陸させなくてはならなくなったという。 緊急の信号を発したシルベスターさんは、管制塔の助けを借りながら着陸を試みた。両者の驚くほど冷静なやりとりが当時の音声記録に残っている。 「機体の操縦方法はわかりますか」という管制官の問いに対し、シルベスターさんは「これが初めての訓練飛行だ」と回答。管制官は何度か教官について質問したが、