Intel,Tiger LakeことノートPC向け「第11世代Coreプロセッサ」を正式発表。新CPUコアと新GPU搭載で性能向上を実現 編集部:小西利明 北米時間2020年9月2日,Intelは,独自開催のオンラインイベントで開発コードネーム「Tiger Lake」と呼ばれていたノートPC向け第11世代Coreプロセッサを正式に発表した。第11世代Coreプロセッサ搭載のノートPCは,2020年の年末商戦にPCメーカー各社から登場する予定だ。 第11世代Coreプロセッサは,既存の同社製10nmプロセスを改良した「10nm SuperFin」を用いて製造するSoC(System-on-a-Chip)で,新しい「Willow Cove」マイクロアーキテクチャのCPUコアを最大4基と,開発中の単体GPU「Xe」の低消費電力版である統合型グラフィックス機能(以下,統合GPU)「Iris Xe
by sourcecoda 複数のデータをひとつの命令で処理できるシングルインストラクション・マルチプルデータ(SIMD)命令は、CPU演算の高速化に大きく寄与しています。しかし、SIMD命令は多くのCPUリソースを必要とするため、Intel製CPUには特定のSIMD命令実行時に最大クロック数を制限する仕様が存在しています。このクロックダウン制御は一部のユーザーを悩ませていましたが、Ice Lake世代のCPUでは制限が緩和されているとの調査結果が報告されています。 Ice Lake AVX-512 Downclocking | Performance Matters https://travisdowns.github.io/blog/2020/08/19/icl-avx512-freq.html#fn:tiring optimization - SIMD instructions lo
2019年から従来のIntel製プロセッサに代わって米AMDのプロセッサが採用されるケースが劇的に増えている。 図1の2機種は2020年に発売にされた大手PCメーカーのノートPCである。内部には、AMDが2017年に販売を開始した「Ryzen」シリーズの、7nmプロセス適用の第4世代プロセッサ(4000番台)が採用されている。 左の機種は10万円を切る普及モデルだ。6コア/12スレッドのCPUと、6コアの「Radeon」GPUを1チップ化した「Ryzen 5 4500U」を搭載している。右のモデルは8コア/16スレッド、8コアGPUの「Ryzen 7 4800H」だ。 パッケージサイズ、シリコンサイズも図1のように同じものである。シリコンチップでは、ウエハー上の欠陥に当たってしまい、設計が正しくても動作に不具合が生じてしまう場合がある。8コアの動作をテストしたところ、1コアが動作しないとい
米国時間の8月13日、インテルは突如としてArchitecture Day 2020を開催した。概略はジサトライッペイ氏がまとめているが、その詳細を説明したい。 米国時間の16日から開催されるHotChips 32で、インテルはIceLake-SP(“Next Generation Intel Xeon(R) Scalable Server Processor: Icelake-SP”)とTigerLake(“Inside Tiger Lake: Intel’s Next Generation Mobile Client CPU”)、Xe GPU(“The Xe GPU Architecture”)、さらにFPGA(“Agilex Generation of Intel FPGAs”)と4つもの発表を行なう。 そのほか、17日午後には「どこかで見たおじさん」ことRaja Koduri氏によ
Core i7 10700Kのスペックを一言で表現するなら、Core i7と同じ価格なのに「冷却効率アップ & メモリ性能も改善したCore i9 9900K」です。 第9世代Coffee Lake Rシリーズで、Core i9 9900Kは8コア16スレッドを誇る最上位モデルでした。第10世代Comet Lake Sでは、最上位だったCore i9 9900K相当のスペックが、Core i7に降りました。 Core i7と同じ価格で、Core i9 9900Kが買える。つまりCore i9 9900Kの実質値下げバージョンが「Core i7 10700K」です。 と反射的に思いますが、現時点の価格は「初値」です。新製品はたいてい発売間近だと、値段をかなり盛っている傾向があります(= ご祝儀価格)。 Core i7 10700K:56000 円Core i7 9700K:53932 円Co
Comet Lake-Sのゲーム性能はRyzen 3000を超えたのか? Core i9-10900K Core i7-10700 Core i5-10600K Text by 米田 聡 2020年5月20日,Intelが「世界最強のゲーム用CPU」と謳うデスクトップPC向けの第10世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Comet Lake-S)が発売となった。上位モデルであるCore i9シリーズでは,Intel製のデスクトップPC向けCPUとしては初めて,10コア20スレッドに対応。それに加えて,CPUの発熱状況に応じて最大クロックを引き上げる機能「Thermal Velocity Boost」の実装により,最大クロックも5.3GHzに達するという強烈な仕様が特徴だ(関連記事)。 Core i9-10900K メーカー:Intel 実勢価格:7万2000円前後(税込,※2020年5
Intel,8C16T対応で最大5.3GHz駆動の「Comet Lake-H」ことノートPC向け第10世代Coreプロセッサを発表 ライター:米田 聡 2020年4月2日,Intelは,ノートPC向け第10世代Coreプロセッサのラインナップに,開発コードネーム「Comet Lake-H」と呼ばれる新型CPU計6製品を追加した。これらのCPUは,TDP(Thermal Design Power,熱設計電力)が45Wで,最大8コア16スレッド対応というゲーマー向けノートPCのような高性能ノートPC向けの製品となる。 Comet Lakeベースの製品としては,2019年8月に薄型ノート向けの「Comet Lake-U」と,タブレット&2-in-1ノート向けの「Comet Lake-Y」が発表済みだ(関連記事)。今回発表となったComet Lake-Hの登場により,Comet Lakeベースのノ
2019年11月26日17時1分、IntelはHEDT向けCPU「Core X」シリーズの新モデルのレビューを解禁した。開発コードネーム「Cascade Lake-X」で知られる新Core Xシリーズは、数字型番が10000番台となり、フラッグシップモデル「Core i9-10980XE Extreme Editon」(以下、Extreme Editionは省略)を筆頭に、Core i9-10940X、Core i9-10920X、Core i9-10900Xの4モデルをラインアップする。 このあたりは既報でも報じているが、今回はレビューが解禁されたので、その性能のお披露目となる。なお、国内で一部モデルが11月29日16時に単品販売するという情報と、その価格も判明したのでお伝えしたい。単品販売するモデルはCore i9-10980XEとCore i9-10900Xの2モデルで、価格はそれぞ
Intel Announces Price Cut for 9th Generation F and KF Processors(AnandTech) Intel cuts the prices of their 9th Generation Coffee Lake F-series processors(OC3D) Intelは10月7日―“Coffee Lake Refresh”こと第9世代Core processorのうち“KF”および“F”モデルの価格改定を行った。これにより、iGPUなしのモデルをより安価に購入出来るようになった。 今までは“KF”および“F”モデルは同ナンバーの“K”ないしは“無印”モデルと同じ価格であり、あまり積極的には選びづらいモデルでもあった。今回の値下げにより、“KF”および“F”に価格面での優位性ができたことになる。 価格の変遷は以下の通りである。 C
[速報]Intel,10nmプロセスで製造される第10世代Coreプロセッサの出荷をアナウンス ライター:米田 聡 2019年5月28日,Intelでクライアントコンピューティンググループのゼネラルマネージャーを務める上級副社長Gregory Bryant氏がCOMPUTEX TAIPEI 2019で基調講演を行った。 その中で同氏は,Intelが立ち上げに苦心していた10nmプロセスで製造される第10世代Coreプロセッサの出荷が開始されたことをアナウンスした。 出荷が始まったのは開発コードネーム「Ice Lake」と呼ばれるプロセッサのうち,薄型ノートPC向けでTDPが15Wの「Ice Lake-U」とタブレットや2-in-1ノートPC向けでTDPが9Wに抑えられた「Ice Lake-Y」だ。 両プロセッサのCPUコアは,10nmプロセスに向けて新規に開発された「Sunny Cove」
[速報]Intel,全コア5GHz動作が可能なゲーマー向けプロセッサ「Core i9-9900KS」を発表 ライター:米田 聡 2019年5月28日,Intelでクライアントコンピューティンググループのゼネラルマネージャーを務める上級副社長Gregory Bryant氏がCOMPUTEX TAIPEI 2019で基調講演を行った。 その中で同氏は,8コア16スレッドをサポートした新たなゲーマー向けを謳うデスクトップ向けのプロセッサ製品「Core i9-9900KS」を発表した。これは従来のCore i9-9900Kを強化した製品で、同氏によると自動クロックアップ機能Turbo Boost Max Technologyにより全コア5GHzでの動作が可能であるとのことだ。 また、Intel製のオーバークロックユーティリティ「Intel Performance Maximizer」の新バージョン
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