※※※※※ 注 ※※※※※ 「LNT仮説は科学的か否か・採用されるべきか否か」についてこのまとめではあえて議論しません。 「低線量被曝対策に労力・資金を浪費するべきでない」とする記者の意見の是非についても議論しません。 明らかな事実誤認や、誤解を招く記述などについて述べていきます。 ・事実誤認①および誤解を招く記述 LNT仮説の説明、「被曝量が2倍なら発がん率も2倍になる」について 正しくは「被曝量が2倍なら上乗せされるがん死亡率も2倍になる」 「発がん率」と「死亡率」の誤りについてはリンク先参照。 被ばくによるガンのリスクについての誤った情報(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説) そして「上乗せ」について。 被ばくによってガンで死亡するリスクについて(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説) >仮に、もともと被ば
しかのつかさ @sikano_tu 年間被曝限度の引き上げの話。 http://bit.ly/epLiuU 当然だけど、どういうこっちゃ、引き上げちゃダメじゃないか~、てな反響がでてるね。でも、そうじゃないのね。このあと順番に説明します。(続く) 2011-04-06 19:39:10 しかのつかさ @sikano_tu 今の一般人基準は年間1ミリシーベルト。でも、疫学調査では、100ミリシーベルト浴びても、それが一度にであろうが、長期間かけて蓄積しようが、外部被曝だろうが内部被曝だろうが、健康に異常が出るって結果はないのね。(続く) 2011-04-06 19:39:19 しかのつかさ @sikano_tu 100ミリ浴びても、ガンが増えるか、変わらないか、ひょっとして減るかもなんだけど、変化が少なすぎて、疫学の調査(広島、長崎とかチェルノブイリなど)では見分けがつかない。なので、毎年1
■代替医療のトリック(サイモン・シン著, エツァート・エルンスト著, 青木薫訳)。原題はTrick or Treatment?。著者の一人のサイモン・シンは、サイエンスライターとしてトップクラスであり、暗号解読やフェルマーの最終定理といった著作がある。「代替医療のトリック」も含め、いずれも青木薫による翻訳である。私は、サイモン・シン+青木薫という組み合わせの本は自動的に買うことに決めている。もう一人の著者のエツァート・エルンストは、プロフィールによれば、「代替医療分野における世界初の大学教授」であるとのこと。「著者論文多数」ともあるが、Pubmedで調べてみるとその通りであった。たとえば、「"Ernst E"[Author] and homeopathy」では73件が引っ掛かった。これからは、良く知らない代替医療について調べたいときには「"Ernst E"[Author] and 」を付け
2月14日、インターネット上のミニブログtwitterで議論が起こった。 きっかけは、藤沢数希氏の以下のような発言だ。 日本の知的能力の高い人がお医者さんや弁護士にどんどん配分されるのは社会的には大きな損失。起業して新しい価値を作り出したり、科学技術の発展に貢献した方がいい。 http://twitter.com/kazu_fujisawa/status/9038241572 これに対し、経済学者の池田信夫氏が答えている。 職業免許の「仕分け」を http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51376580.html これらに対しさまざまな意見が語られ、私もその流れに参加した。私自身、理学部の大学院を中退し医学部に入りなおしたので、当事者として思うところがあったからだ。すでにこの欄で触れた話題であるが、改めて考えてみたい。 問題はなかなか根深い。 報道な
船外活動を行うスペースシャトル「ディスカバリー」の飛行士(2009年3月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/NASA 【6月3日 AFP】地上でひどい頭痛を経験したことがない宇宙飛行士が、宇宙で激しい頭痛に見舞われることがあるとする研究結果が、2日発行の医学専門誌『Cephalalgia(頭痛)』6月号に発表された。研究チームは、頭痛の一種として「宇宙頭痛」を新たに加えるべきだとしている。 オランダのライデン大学医学センター(Leiden University Medical Centre)の研究チームは、28歳から58歳までの宇宙飛行士17人(女性1人、男性16人)に対し、ミッション中に頭痛を経験したことがあるか質問した。17人はいずれも国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)への滞在経験があり、うち9人は短期滞在者で滞在日数の平均は11日
基礎化粧品で始めて使うメーカー品のものは自分のお肌にマッチしているのか不明であるので、使うのに少々心的負担があります。 店の前のテスターではおぼつかないこともありますからいつもより少し小さいサイズで、割の良いトライアルキットなどがあれば大変嬉しいです。 みためも美しくない乾燥肌のスキンケアで肝心なことは十分な保湿です。 さらに、肌に残す皮脂を気にしすぎないというのも忘れてはいけません。 必要以上にクレンジングや洗顔料を使って皮脂を落としすぎてしまうと肌はますます乾燥します。 洗顔に使用するお湯の温度ですが熱すぎるとかえって肌に負担をかけます。 保湿に加えて、自分の洗顔はこれでいいのかと振り返ってみてちょーだい。 「きれいな肌のためには、タバコは厳禁!」ということをよく聞きますが、それは美白も同じです。本当に白い肌にしたいのなら、タバコはすぐに止めるべきです。 その所以として第一に挙げられて
脚気は米を主食とする日本や東南アジアに多発した病気で、定説ではビタミンB1の欠乏が原因とされる。ところがカビ毒が原因であるという異説もあり、調べ始めたらこれが面白い。そのうちブログに書くが、とりあえずは定説の成り立ちを理解していないと面白さがわからない。そこでまずは定説を解説してみた。教科書的に書いても良かったのだが、面白く読んでもらおうと思ったらこうなった。 ____ /\ /\ 海軍軍医高木兼寛だお! /( ●) (●)\ 日本の軍隊は脚気が多すぎるお! / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ 英国留学帰りの私が | |r┬-| | 日本のために脚気を根絶させるお! \ ` ー'´ / 高木 兼寛(1849年〜1920年) ____ /⌒ ⌒\ /( ●) (●)\ 原因究明のため、まずは /::::::⌒(__人_
らばQより。「驚きの最新治療─パウダーをつけただけで切断した指が完全に生える」と題された記事によると、事故により切断された指(切断部分は紛失)の切り口に、豚の細胞を利用した粉を塗り続けたところ、4週間で指が再生したとのことです(元ネタのBBCのニュース映像:CMあり、グロ注意)。 実用化された場合の粉の値段や安全性など、気になる点がたくさんあるのですが、タレコミ子は『再生された指の指紋は前の指紋と違うのかどうか』が最も知りたいところです。 この粉は、ピッツバーグ大学のStephen Badylak氏らが研究している、豚の小腸から収集した天然のECM(Extra Cellular Matrix、WikiPediaの解説)で、SIS(small intestinal submucosa)と呼ばれています。氏は2007年にDARPAから多額の補助金を受けて研究を行っており(WIRED NEWS:
科学は苦手だが、科学的な雰囲気にはコロっとだまされがち。ニセ科学は科学っぽい雰囲気で、そんなあなたの心とサイフを狙っています。特に「○○は健康によい!」という高額商品には要注意!科学の用語が散りばめられた説明や体験談の数々に、つい納得して心とサイフの口をゆるめてしまう人も多いはず。今回は、そういった健康系のニセ科学を取り上げ、わかりやすく検証していきます。 ということである。講演の後には、質疑・討論の時間もあるので普段思っていることを直接先生にぶつけるチャンスだろう。開催場所は神奈川県立川崎図書館、定員は40名で応募多数の場合は1週間前に締め切って抽選するということである。従って参加の可能性は抽選に当たるかどうかにかかっている。興味があり、また抽選に当たる強運の持ち主と自負する方はぜひ参加していただきたい。そして、できれば何らかの形で紹介していただきたい。 私? クジ運が悪いので半ばあきら
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