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ブックマーク / www.magazine9.jp (47)

  • 憲法9条の死と再生│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第32回 憲法9条の死と再生 自衛隊を米軍の補完部隊として差し出すための「戦争法案」が、9月17日にも参議院会議で強行採決されるとの見込みをメディアが伝えている。この記事が出る16日には、すでに委員会で強行採決されているかもしれない。あるいは、反対運動の高まりや野党の抵抗が効果を発揮し、採決は延期されるかもしれない。 いずれにせよ、安倍晋三政権の特徴のひとつは、民主的な理念や手続き、民意を尊重しないことである。日テレビが9月4日から6日にかけて行った世論調査では、法案を今国会で成立させることに批判的な人が65.6%に及び、肯定的な24.5%を大きく上回ったが、

    憲法9条の死と再生│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
  • 続・ゆるふわ系~「和菓子」程度の愛国~の巻-雨宮処凛がゆく!

    この連載の第406回で「『ゆるふわ系愛国』のゆくえ〜安倍昭恵氏と稲田朋美氏、そして森友学園~」という原稿を書いたところ、そのネーミングに驚くほどの反響があり、東京新聞でも「絶妙な命名」と取り上げて頂いた。 私としては大分前から「ゆるふわ系愛国」という概念があり、自分の脳内では「ゆるふわ系だな…」という感じで使っていたのだが、考えてみれば書いたのは初めてだったので、それがこれほどの共感を呼んだことに「やっぱりみんな同じ種類の違和感を持っていたのだ」と嬉しく思っている。 さて、そんな「ゆるふわ系愛国女子」が、またまたやってくれている。 特に昭恵氏の方は、「秘書」が籠池氏にあてたFAXが注目されている。国有地の問題について財務省に問い合わせたり、「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」などなどの文言が散りばめられたFAX。安倍首相は自分や昭恵氏が「まったく関与していない」と言うが、あのFA

    続・ゆるふわ系~「和菓子」程度の愛国~の巻-雨宮処凛がゆく!
  • 「非の打ち所のない貧しい人」ってどこにいるの? 〜高校生バッシング、もういい加減やめませんか〜の巻-雨宮処凛がゆく!

    自民党の片山さつき氏が、また余計なことを言っている。 発端は、8月18日にNHKのニュースで放送された「子どもの貧困」特集。私は見ていないのだが、そこに出ていた母親と2人暮らしの高校3年生の女子生徒について、部屋にアニメや漫画関連のグッズがたくさんあったとか、果ては人らしき人物のTwitterによると、1000円以上のランチべてるとか同じ映画を何度も見てるとかコンサートに行ってるとか、そのようなことから毎度恒例の「当に貧困なのか」といった声が上がる――という展開に。そんなネット上での騒動に対し、片山さつき氏は以下のようにコメント。 「拝見した限り自宅の暮らし向きはつましい御様子ではありましたが、チケットグッズ、ランチ節約すれば中古のパソコンは十分買えるでしょうからあれっと思い方も当然いらっしゃるでしょう。経済的理由で進学できないなら奨学金等各種政策で支援可能!」「追加の情報とご意見

    「非の打ち所のない貧しい人」ってどこにいるの? 〜高校生バッシング、もういい加減やめませんか〜の巻-雨宮処凛がゆく!
  • この国の「戦争を許さない闘い」の最前線は、今、辺野古にある│三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記

    沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備をめぐる抵抗運動の様子や、新たな米軍基地建設計画が進む沖縄島北部・東村高江の住民たちの闘いを描いたドキュメンタリー映画『標的の村』を撮影した三上智恵さん。辺野古や高江の 現状を引き続き記録するべく、今も現場でカメラを回し続けています。 その三上さんが、土メディアが伝えない「今、何が沖縄で起こっているのか」をレポー トしてくれる連載コラムがスタートです。毎週連載でお届けします。 第1回 この国の「戦争を許さない闘い」の最前線は、今、辺野古にある これほどの物量、人員、年月で地域に襲い掛かってくる国家事業があっただろうか。 それに対し民衆が抗い続け、18年も建設を許していない。ここまで人々の抵抗が権力をい止めてきた事例はほかにあるだろうか。 今、着々と進められている沖縄県名護市辺野古の基地建設。 これから整備する滑走路の建設費用は3000億円とされるが、

    この国の「戦争を許さない闘い」の最前線は、今、辺野古にある│三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
  • 脛の傷はいつ付いたのか~袴田事件で浮上した新たな「捏造」疑惑│小石勝朗「法浪記」

    犯行時に格闘して付いたはずの脛の傷が、実は、逮捕の際には存在していなかった。その後に犯行を「自白」した時点では確認されていたのに――。 1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」。80年に死刑判決が確定した元プロボクサー袴田巖さん(80歳)の再審(裁判のやり直し)請求審で、そんな疑惑が新たに明らかになった。袴田さんの再審開始を認めた2年前の静岡地裁決定は「警察による証拠捏造の疑い」に言及しており、またしても「捏造」をうかがわせる材料が表面化したことになる。 袴田事件では、検察が静岡地裁の決定を不服として即時抗告したため、いまだ再審を始めるかどうかの審理が東京高裁で続いている。袴田さんの弁護団は、今回の疑惑が死刑判決の事実認定に重大な誤りがあったことを示し、これを裏づける警察の調書が再審開始の要件となる「無罪を言い渡すべき新規・明白な証拠」にあたると主張する意見書を高裁に提出した。

    脛の傷はいつ付いたのか~袴田事件で浮上した新たな「捏造」疑惑│小石勝朗「法浪記」
  • 「みんなでいびり殺していいリスト」〜映画『FAKE』を観て思う〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第372回

    この国には、「みんなでいびり殺してもいいリスト」があって、そのリストに登録されてしまったが最後、どんなにもがいても、身の潔白を叫んでも、ほとんどの場合逃れる術はない。 なかなか「問題意識の共有」なんかがされない日だが、マスコミを通して拡散されたこのリストだけは瞬く間に共有され、「笑い者にしていい人」「集団リンチしていい人」が特定される。そうして公開処刑にも似た無意識のリンチが、まったく悪気のないままに進行する。 そう、キーワードは「悪気のなさ」だ。もちろん、殺意だってない。面白いから、子どもが小さな虫をいたぶるように楽しんでいる。その上、「いびり殺していいリスト」に登録された人は、大抵「悪い」とされている。「悪い人」を攻撃するのはこの世で一番簡単な上に、インスタントな正義感まで満たせてしまうという娯楽性も持っているので暇つぶしには最適だ。そうして今まで、多くの人が自殺に追い込まれてきた。

    「みんなでいびり殺していいリスト」〜映画『FAKE』を観て思う〜の巻-雨宮処凛がゆく!-第372回
    maangie
    maangie 2016/04/14
    笹井芳樹。秋葉原無差別殺傷事件。松岡利勝。姉歯秀次。佐村河内守。新垣隆。森達也。
  • 完全に失敗した「テロとの戦い」│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第34回 完全に失敗した「テロとの戦い」 パリで大規模な「テロ」が起き、世界中で大騒ぎになっている。ベイルートでもほぼ同時にそれに匹敵する大きな「テロ」事件が起きたが、こちらはそれほど大騒ぎになっていない。 市民を無差別に殺傷する「テロ行為」が卑劣なものであり、強く非難しなければならないことは、言うまでもない。巻き込まれて亡くなった方々やご家族は、当に当に気の毒だと思う。心から哀悼の意を表したい。 同時に、これをきっかけにさらに「テロとの戦い」が加熱し、報復合戦が激しくなるのかと思うと、悲しさと虚しさにやるせなくなる。 いま確実に言えるのは、9・11事件以来米

    完全に失敗した「テロとの戦い」│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
    maangie
    maangie 2015/12/24
    「常人」……。「常人」かあ……。
  • 原発で「テロ」が起こったら、あなたは、日本社会はどうしますか?「セキュリタイゼーション」から考える 伊勢崎賢治|マガジン9

    憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。 |「マガジン9」トップページへ| 2012-09-05up 原発で「テロ」が起こったら、あなたは、日社会はどうしますか?「セキュリタイゼーション」から考える(伊勢崎賢治) 伊勢崎賢治●いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフとしてアフリカ各地で活動後、東ティモール、シェラレオネ、 アフガニスタンで紛争処理を指揮。現在、東京外国語大学教授。紛争予防・平和構築講座を担当。著書に『東チモール県知事日記』(藤原書店)、『武装解除 紛争屋が見た世界』(講談社現代新書)、『伊勢崎賢治の平和構築ゼミ』(大月書店)、『国際貢献のウソ』(ちくまプリマー新書) 『紛争屋の外交論―ニッポンの出口戦略』 (NHK出版新書)など。 「領土」をめぐって、にわかに緊張感高まる日中/日韓関係

    原発で「テロ」が起こったら、あなたは、日本社会はどうしますか?「セキュリタイゼーション」から考える 伊勢崎賢治|マガジン9
  • マガジン9条〜年末年始合併号特別対談「伊藤真(伊藤塾塾長)×小林節(慶応義塾大学教授)」〈その1〉〜

    071226up 年末年始合併号特別対談「〜憲法改正、私はこう考える[2007-2008]〜伊藤真(伊藤塾塾長)×小林節(慶応義塾大学教授)」 〈その1〉2007年の憲法論議をふりかえる 「マガ9」対談・年末年始特別企画ということで、読者待望のこのお二人に登場いただきました! 現在のところ、伊藤先生は9条護憲派、小林先生は9条改憲派のスタンスですが、立憲主義や民主主義、憲法そのものについての考え方は、ほぼ同じ。ということで、今回の対論では、主に9条に関するお二人のそれぞれの考えを聞きました。まずは、2007年を振り返ってひと言! のはずが、このテーマだけでも興味深い発言の数々となりました。かなりの長文ですが、冬休みの間、じっくりとお読みください。 伊藤真●いとう・まこと 伊藤塾塾長・法学館憲法研究所所長。1958年生まれ。81年東京大学在学中に司法試験合格。95年「伊藤真の司法試験塾」を開

    maangie
    maangie 2015/07/11
    「土俵に乗ることが負けというか、そういう議論をすることにおびえというか、嫌悪というか、示すんですけど」
  • 伊勢崎賢治さんによる特別寄稿。「安保法制は阻止すべき。けれど、そこで終わらせてはいけない」(その1)

    憲法学者らによる反対の声が相次ぐなど、現在国会で議論されている「安保法制」の違憲性が、日に日に明らかになっています。一方、それとは少し違う観点から批判の声をあげているのが、東京外国語大学教授の伊勢崎賢治さん。アフガニスタンや東ティモールの紛争後処理に関わり、国連PKOを率いた経験もある伊勢崎さんは、今回の法案を「自衛隊員のリスクを格段に高めるもの」として強く批判する一方、「政府の違憲行為は、今に始まった問題ではない」とも指摘しています。「このまま矛盾を解消しようとせず、今回の法案を止めて『よかったよかった』で終わるのなら、きちんと改憲したほうがずっとまし」だという伊勢崎さん。その理由について、そして今回の法案の問題点について寄稿いただきました。2回に分けてご紹介します。 いせざき・けんじ 1957年東京生まれ。大学卒業後、インド留学中にスラム住民の居住権獲得運動に携わる。国際NGOスタッフ

    伊勢崎賢治さんによる特別寄稿。「安保法制は阻止すべき。けれど、そこで終わらせてはいけない」(その1)
  • この人に聞きたい|マガジン9

    憲法は国民が国家の権力を縛るものという 立憲主義の原則自体を否定するような、改憲論調が目立ちます。 改憲派の論客として知られる小林節教授に、 最近のこの論調についてお聞きしました。 こばやし・せつ 慶應義塾大学教授・弁護士。 1949年生まれ。元ハーバード大学研究員、元北京大学招聘教授。 テレビの討論番組でも改憲派の論客としてお馴染み。 共著に『憲法改正』(中央公論新社)、『憲法危篤!』(KKベストセラーズ) 『憲法』(南窓社)、『対論!戦争、軍隊、この国の行方』(青木書店)など多数。

  • マガ9に登場した憲法学者の方々(その1)小林節慶応大学名誉教授│こちら編集部

    憲法学者の方々の発言が、テレビ、新聞、記者会見などで聞かれるようになりました。ここまで注目されるようになったのは、マガジン9も10年やってますが、初めてのことのように思います。 やはり発端は、「6・4」ショックとも言うべき、憲法審査会に参考人として呼ばれた憲法学者たちが「集団的自衛権は違憲」とはっきり語られたことではないでしょうか。そして、中でもこの方の発言には、パンチ力がありました。小林節慶応大学名誉教授です。かつては自民党の改憲草案づくりのアドバイザーも務められていた9条改憲派として知られていますが、立憲主義をないがしろにする政治家たちが増えたことを憂い、「『憲法なんてどうでもいい』とする、その態度が耐えられないんだ」と当時のインタビューでも怒りをあらわにされていたのが印象に残っています。 以前より何度か「マガジン9」にはインタビューや、伊藤真塾長との対談で登場いただき、きびしくも的を

    マガ9に登場した憲法学者の方々(その1)小林節慶応大学名誉教授│こちら編集部
  • 私たちは「橋下徹」におさらばできたのか│映画作家・想田和弘の「観察する日々」 | マガジン9

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第28回 私たちは「橋下徹」におさらばできたのか 大阪市を廃止し分割する構想が、住民投票によって僅差で否決された。 拙著『日人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット)やツイッターなどで繰り返し申し上げてきたように、橋下徹という政治家は日の民主主義にとっては脅威であり、危険な人物である。 そして彼が強硬に押し進めてきた大阪市廃止分割構想は、多くの地方自治や行政学の専門家が指摘するように、リスクばかりでメリットが見出せない、来ならば議論の俎上に上がろうとする時点で退けられなければならなかった「トンデモ構想」である。 したがって、それが住民投票で否

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  • 子どもの夢を奪うシステム。の巻‐雨宮処凛がゆく!-第331回

    安倍政権になってから、弱者切り捨ての政策が進められてきたことはこの連載でも書いてきた通りだ。 その象徴は、生活保護基準の引き下げ。 2013年8月から3年間かけて最大10%、総額で670億円の引き下げが勝手に決められ、既に2度の引き下げが強行されている。とうとう3度目の引き下げが始まるのはこの4月から。 これにより、生活保護を受けている世帯の生活が苦しくなっただけでなく、就学援助(経済的に厳しい家庭の子どもに学用品代や修学旅行費、給費などが支給される制度)が受けられなくなったり、それまで住民税非課税だった世帯が課税されたり、介護サービスの利用者負担が増えたり、といったことが起きている。国の最低基準=ナショナルミニマムの引き下げは、生活保護より少し上の層の生活まで破壊しているという現実があるのだ。 そんな引き下げが断行され、利用者や「生活保護より少し上」の層の生活を圧迫している中、またして

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  • 『ネットと愛国』を読んで思い出したこと。の巻‐雨宮処凛がゆく!‐マガジン9

    23日の都議選で、自民党が全勝した。59人全員が当選である。 参院選を前にして、なんとも危機感が深まる状況だ。 それ以外にも、「危機感」を募らせる要素はこの国に満ちている。 憲法改正。生活保護切り下げに代表されるような、弱者を切り捨てる政策。原発の再稼働。高い安倍内閣支持率。そして、ヘイトスピーチ。 しかし、その「危機感」が多くの人と共有されているかと言えば、決してそうではない。何か、今の状況に対して危機感を持つ層と、まったくそうでない層が二極化している気がするのだ。 何百年か、それ以上に先の核廃棄物処理よりも、目先の経済。というか明日の生活。多くの人が弱者への優しい目線などを持つ余裕もなく、日々、仕事と生活に追われている。生活保護バッシングも続いている。そんな状況の中で、この危機感をどうやって伝えたらいいのだろう。 そんなことを思っている時、遅ればせながら読んだのが安田浩一さんの『ネット

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  • 「まさか、私の子が無戸籍に・・・」母の闘いはこうして始まった│井戸まさえさんに聞いた(その1)

    この社会に、多くの無戸籍者がいる実態が明らかになってきました。教育、就職など、人生のあらゆるステージで、無戸籍者は差別、不利益を受けています。無戸籍者問題とは何か? どうすれば解決できるのか? この問題のオピニオンリーダーとして活躍する井戸まさえさん(元衆議院議員、民法772条による無戸籍児家族の会代表)から、コラム「立憲政治の道しるべ」でおなじみ南部義典さんに聞き手になっていただき、お話を伺いました。 井戸まさえ(いど・まさえ) 1965年生まれ。東洋経済新報社を経て、経済ジャーナリストとして独立。2005年より兵庫県議会議員を務め、2009年、衆議院議員に初当選した。現在、民法772条による無戸籍児家族の会代表を務める。 南部義典(なんぶ・よしのり)1971年生まれ。京都大学卒。衆議院議員政策担当秘書、慶應義塾大学大学院法学研究科講師を歴任。2005年より国民投票法の起案に関与。同法に

    「まさか、私の子が無戸籍に・・・」母の闘いはこうして始まった│井戸まさえさんに聞いた(その1)
  • 「安倍話法」という詐術|風塵だより#017

    先日から、どうも体調がよくない。あまり文章に力が入らない。寒さもこたえているのかもしれないが、安倍首相のせいってのも、かなりあるような気がする。それほど、安倍政権のキナ臭さはひどい。 あの人ほど、いわゆる「ネット右翼」と親和性の高い政治家は、近来稀だろう。どんなに右翼的と言われた政治家だって、多少は人の意見に耳を傾け、批判を取り入れるポーズくらいはしたものだ。 ネット右翼と呼ばれる人たちの多くは、批判には罵声を浴びせ、自分の意見(というより他人への罵詈雑言)を喚き散らすことで、ある種のストレス発散をしているとしか思えない。安倍首相の「話法」を考えると、彼はまさにそういう類いの人のように見えて仕方ないのだ。 東大教授でありながら、同僚たちの話し方を深~く分析した、安冨歩さんの『原発危機と「東大話法」——傍観者の論理・欺瞞の言語——』(明石書店、1600円+税)という、抱腹絶倒痛快無比辛辣横溢

    「安倍話法」という詐術|風塵だより#017
  • デマと闘う選挙運動の異常さ|鈴木邦男の愛国問答-第165回

    12月3日(水)、辻元清美さんの選挙応援に行ってきた。高槻市まで行ってきた。初め話があった時は驚いたし、戸惑った。「えっ? 僕でいいの?」「僕じゃ、かえってマイナスじゃないの?」と聞いた。「是非お願いします。大変なんです」とスタッフの人が言う。誹謗中傷されているとは聞いていたが、これほど酷いとは思わなかった。「辻元は極左だ!」「過激派だ!」。そして、「売国奴だ!」「過激派だ!」と、さんざん言われている。又、ネットにも書かれている。街頭で演説中に暴漢に襲われたこともあると言う。「分かりました。お役に立つかどうか分かりませんが、やりましょう」と言った。 新幹線で京都に行き、そこで乗り換えて高槻に。迎えの人の車に乗って、市内の商店街へ。スーパーの前で辻元さんが演説している。「私は極左ではありません! 反日でもありません。その証拠に“たかじん”にもよく出ている鈴木邦男さんとも友達です。鈴木さんは右

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    maangie
    maangie 2014/12/11
    「ハト派的な事を言っていたら選挙に落ちる。だから、競い合って、より過激に、より右派的な発言をする」そうだったのか…。
  • 素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき│映画作家・想田和弘の「観察する日々」

    『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第20回 素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき 来年、テレビ東京開局50周年企画として、百田尚樹氏の小説『永遠の0』(太田出版)がドラマ化されるそうである。周知の通り、作はすでに映画漫画になっている。原作は累計で530万部を売り上げ、映画は700万人を動員したという。今度のドラマ化は「2匹目だか3匹目のどじょう」を狙ったものなのだろう。 ドラマのウェッブ・サイトには、次のような百田氏のコメントが寄せられている。 「このたび、テレビ東京から『永遠の0』をドラマ化したいという申し出を受けました。三日間通しての放送と聞いて、心が震えました。映画版は原作者である私自

    素朴な「感謝」がファシズムを支えるとき│映画作家・想田和弘の「観察する日々」
    maangie
    maangie 2014/09/28
    「ドラマの「協力」に、防衛省、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊が名を連ねている」。向井理。靖国神社。「ナイーヴであることは、罪なのである」。ぶこめも
  • 「戦争をさせない北海道大集会」と「アベ自民いやねデモ」。そして韓国の徴兵制から日本のヴィジュアル系が徴兵された場合について考えてみた。の巻‐雨宮処凛がゆく!

    戦争をさせない北海道大集会」にて 今、私はこの原稿を書きながらも、怖くて怖くて仕方ない。この原稿がアップされる7月2日、既に「閣議決定」がなされていたら・・・と思うと、生きた心地がしないからだ。 そんな今日、6月29日は、「アベ自民いやね! 激おこぷんぷんマーチ」に行ってきた。 途中で豪雨に見舞われたものの、今まで参加したどのデモより、「沿道の反応」が良かった。 こちらに向かって走り寄りながら手を振ってくれる女性。「憲法解釈勝手に変えるな!」「集団的自衛権やめろ!」というコールに一緒に声を上げてくれる人たち。その姿に、どれほど励まされただろう。 その前日には、札幌で開催された「戦争をさせない北海道大集会」に参加した。 土曜日の昼、遮るもののない炎天下、大通り公園に集まったのは5500人以上!! 集会では札幌市長が「憲法9条」をロックに乗せたという自作の曲をシャウト。高橋哲哉さんや私もアピ

    「戦争をさせない北海道大集会」と「アベ自民いやねデモ」。そして韓国の徴兵制から日本のヴィジュアル系が徴兵された場合について考えてみた。の巻‐雨宮処凛がゆく!
    maangie
    maangie 2014/07/04
    [憲法]上田文雄。高橋哲哉。柳澤協二。https://twitter.com/yanko165/status/483115607676555265