タグ

ブックマーク / wedge.ismedia.jp (24)

  • 土用の丑の日はいらない、ウナギ密輸の実態を暴く

    「絶対に名は出さないでくれ」 台湾のシラスウナギ(ウナギの稚魚、以下シラス)輸出業者は我々取材班にそう告げた。なぜ名を出すことを頑(かたく)なに拒むのか──。それは彼に「罪」の自覚があるからである。 日人の好物であるウナギを巡って、台湾、香港、日を舞台に壮大な「不正」が行われている。今回、取材班はその舞台である台湾、香港へと飛び、関係者らを取材した。 取材のアポイントメントを入れるのにはかなり骨が折れた。当たり前だが話すメリットなどなく、誰も話したがらないからだ。だが、様々なコネクションを使って、交渉を続けた結果、匿名を条件に複数の人物が取材を受けてくれた。 2011年12月、台湾の桃園国際空港で香港行きの航空機に搭乗予定の乗客のスーツケースから押収された2万匹のシラス(写真・TAIWAN FISHERIES AGENCY)

    土用の丑の日はいらない、ウナギ密輸の実態を暴く
    maangie
    maangie 2016/08/05
    伊藤悟。黄鴻燕。森山喬司。郭瓊英。吉永龍起。平賀源内。なにやらウナギ女王なるヒトがいるらしいhttp://pylin.kaishao.idv.tw/?p=2499
  • “マスコミ憎し”で障がい者匿名報道を喜んでいいのか?

    今回、警察は被害者の実名を公表しなかったことを「特例」だと説明した。この特例措置は、障がい者に対する差別を背景としたものだ。私たちの社会が障がい者への差別を容認しているのだ。そこに気付かず、ただただ匿名報道の事実だけを喜ぶ人に対して「ちょっと待て」と言いたい。 「特例」の匿名報道 事件や事故についての実名報道の賛否はたびたび話題となる。インターネット上では特に、実名報道に対する拒否感・嫌悪感が強い。遺族や被害者に対して精神的苦痛を与える可能性があるにもかかわらず、マスコミは「傲慢な取材を行うことが多い」からだ。ネットユーザーの批判とマスコミ側からの反論はこれまでも見られたが、相模原殺傷事件でも同じことが起こった。 今回の事件では周知の通り、神奈川県警が遺族の強い要望を理由に被害者の実名報道を行っていない。これについて朝日新聞の記者がツイッター上で「匿名発表だと、被害者の人となりや人生を関係

    “マスコミ憎し”で障がい者匿名報道を喜んでいいのか?
    maangie
    maangie 2016/08/05
    第3次犯罪被害者等基本計画https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/pdf/info280401-dai3keikaku.pdf「発表することの公益性等の事情を総合的に勘案しつつ、個別具体的な案件ごとに適切な発表内容となるよう配慮」う~ん……。
  • 子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか

    2013年4月8日、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会は記者会見を開き、1枚500円のDVDを配布した。その映像はテレビで繰り返し流れ、少女が激しくけいれんする姿に人々は心を痛めた。 一方、以下の映像は「偽発作」と呼ばれる症状のものだ。偽発作(Pseudo seizure)とは、心の葛藤やストレスが引き金となって手足をばたつかせたり全身をくねらせたりと、けいれんのような動きを見せる発作のことであり、子宮頸がんワクチン導入以前からよく見られる。偽発作なのかけいれんなのかは、DVDに記録された患者と同様、脳波を見なければわからない。 偽発作を起こした女性。20秒ほど身体を左右に揺らし続ける動きが続く https://www.youtube.com/watch?v=7EGYb0ajQ6E 男性の偽発作の例もある https://www.youtube.com/watch?v=KUqlIT9SXr

    子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか
  • 軽減税率は高所得者が得するバラマキ策

    9月10日、財務省は日型軽減税率案を与党税制協議会に提出した。しかし、世論では公明党が検討している欧州型の軽減税率への支持が高い。 「軽減」という名前だけで判断すると効果のない低所得者対策を導入することになる。 消費税の軽減税率導入の是非をめぐる議論が高まっている。2017年4月に、消費税が8%から10%に引き上げられるタイミングで、消費税の逆進性を緩和するために軽減税率を導入することになっているからである。 9月10日に開催された与党税制協議会・消費税軽減税率制度検討委員会では、軽減税率導入に関する課題がまとめられた上で、マイナンバーカードを利用した還付ポイントによる「日型軽減税率制度」という財務省案が提示された。 財務省案は、還付ポイント対象品の「酒類を除く飲料品」を購入する際に、「マイナンバーカード」をかざし、消費税2%分相当の「還付ポイント」を取得して、そのポイント相当額が一

    軽減税率は高所得者が得するバラマキ策
  • 漁業者も加工業者も消費者も損をする 魚を小さいまま漁獲する日本

    「海からの贈り物、大切に消費者へ」――。銚子の漁港のセリ場に貼ってある横断幕。3月14日、3月に入って初めてサバのまとまった水揚げがありました。数量約5,000トンの大漁です。2月26日に約500トン水揚げされて以来約2週間ぶりの水揚げでした。2月の水揚げのデータがキロ50円前後と非常に安い浜値(水揚げ地で取引される値段)であったことから、用に向かない赤ちゃんサバが主体ということは容易に想像がついてしまいます。 写真は3月14日に水揚げされた130g未満のサバですが、どれもこれもそろったように同じような200gに満たない大きさでした。実質的に用の水揚げではないのでセリ場も活気無し。これらの大量に水揚げされたサバは、一般の売り場に並ぶことはなく、ハマチやマグロ等の養殖用の餌用主体として凍結されます。 水揚げされる小型のサバは、消費者ではなく養殖の餌用に主に冷凍されます。水揚げされていたサ

    漁業者も加工業者も消費者も損をする 魚を小さいまま漁獲する日本
    maangie
    maangie 2015/04/04
    「フィッシュミール」。りんくも。ぶこめも
  • 加工処理しきれない大量のサバを漁獲してしまう日本 資源管理も地方創生の機会も台無しに

    コラム「日の水産業は崖っぷち」の開始から2年半が経過しました。この間にも水産資源は減少し続け、今年の6月にはウナギが、そして11月17日には太平洋クロマグロが、国際資源保護連合(IUCN)により、絶滅危惧種(「レッドリスト」)に指定されました。「崖っぷち」の資源予備軍は、まだまだあります。 皮肉にも、日が漁業の主体である太平洋クロマグロの親魚資源量は、歴史的低位置付近という深刻な減少を続ける一方で、大西洋クロマグロは資源が増加中。同じマグロなのに、なぜでしょうか。太平洋と大西洋で何か違うことが起こっているのか、というとそうではありません。これは環境の変化の問題ではなく、「人災」と言える結果です。魚を一網打尽にする大型巻き網船が問題かと言えば、それも違います。ノルウェーをはじめとする北欧では巨大な巻き網船の建造が進んでいます。それなのに水産資源は安定し、地方の水産都市は栄え(写真)、漁

    加工処理しきれない大量のサバを漁獲してしまう日本 資源管理も地方創生の機会も台無しに
  • なんで必要かわからない ホワイトカラー・エグゼンプション

    政府は、労働時間に関係なく成果に基づき給与を支払うホワイトカラー・エグゼンプションの対象について、「年収1000万円以上」「職務の範囲が明確で、高い職業能力を持つ労働者」と決めた。成長戦略にも明記されているが(「日再興戦略 改訂2014」2014年6月24日閣議決定)、詳細は、15年の通常国会での関連法改正案提出を目指すとしている。 ホワイトカラーの成果が、かかった時間によらない場合が多いのは明らかだから、残業時間に関係なく成果で給与を払うというのは、当然のことだ。しかし、具体的に考えてみるとホワイトカラー・エグゼンプションの議論には分からないことが多い。なお、エグゼンプションとは除外という意味だから、ホワイトカラー・エグゼンプションとは、ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度という意味になる。 まず、現行でも、労働時間に拘わらず成果で給与を決めることのできる職種は多い。管理職の他に、厚

    なんで必要かわからない ホワイトカラー・エグゼンプション
    maangie
    maangie 2014/09/30
  • なぜ日本のリベラルはリフレ政策が嫌いなのか

    リベラルはアベノミクスの第1の矢、大胆な金融緩和、リフレ政策が嫌いらしい。リベラルが、機密保護法や集団的自衛権に反対するのは、そのイデオロギーから言って当然だろうが、なぜリフレ政策に反対するのだろうか。 リフレ政策のお蔭で経済が拡大している。雇用が良くなっている。増えているのは非正規ばかりと言われていたが、正規の雇用も拡大している。雇用情勢が良くなっているのは大都市だけのことではない。有効求人倍率はどの都道府県でも上昇している。 人手不足のおかげで、これまで安い人件費で猛烈に人を使っていた企業も、考え直さざるを得ない状況になっている。そもそもブラック企業と評判の立った企業に人が集まらなくなっている。 経済の好転は自殺者も減らす 自殺者も減っている。景気が良くなれば自殺者も減るとは常識的な判断だが、これは厳密な実証分析でも支持されている。失業や倒産は当然、経済的困窮を通して自殺率を高め

    なぜ日本のリベラルはリフレ政策が嫌いなのか
    maangie
    maangie 2014/09/06
    ぶこめ
  • 拘束された中国の弁護士・浦志強 歪んだ法学教育に毒されず、「言論の自由」を主張し続ける

    浦志強、刑事拘留される 中国の人権派弁護士の浦志強が5月3日、元中国社会科学院研究員の徐友漁ら改革派知識人と共に、1989年の天安門事件を振り返る内輪の集会に参加した後、騒動挑発罪の容疑で当局に拘束された。私は自分の研究の必要上、普段から浦弁護士によく話を聞かせてもらっており、また、子どもたちを含む家族ぐるみでつき合っていることもあり、第一報を聞いた時、衝撃を隠せず、非常に動揺した。しかしその反面、ついにこの時が来たかとも思った。 なぜ、私がそう思ったかというと、浦弁護士は「人権派弁護士」と呼ばれる中国の弁護士の中でも特に目立つ存在であり、中国の現政権が抱える根源的な問題にメスを入れようとしてきたからだ。中国当局の関係者にとってみれば、最も痛いところをつかれるわけであり、政治腐敗や経済成長の鈍化で正統性の危機に陥りつつある中国政府にとって、非常に目障りで、手強い相手でもある。何とかして、浦

    拘束された中国の弁護士・浦志強 歪んだ法学教育に毒されず、「言論の自由」を主張し続ける
  • 靖国参拝を米国が許容できない理由

    安倍総理が昨年12月26日に靖国神社に参拝して以降、フェイスブックなどのソーシャルネットワークサイトやその他のメディアでは「安倍総理の靖国神社参拝に対するアメリカの反応」に注目が集まっている。米国政府は参拝当日に、アメリカ大使館が参拝に「失望」を表明する声明を出すという異例の対応をしたが、この声明を巡り、アメリカ大使館のウェブサイトが「炎上」する事態にまで発展しているという日の報道も見た。しかし、おおむね日では「アメリカ政府はそんなに腹を立ててはいない」「日米関係にはあまり影響はないだろう」という楽観的な雰囲気のようだ。 ワシントンで生活している身としては、大いなる違和感を感じる。ワシントンでアジア政策に何らかの関わりを持っている人たちの間では、今回の総理による靖国参拝は大問題として認識されており、安倍総理を見る目は格段に厳しくなっているからだ。ちなみに、前掲のアメリカ大使館が出した声

    靖国参拝を米国が許容できない理由
    maangie
    maangie 2014/01/07
    「米軍で戦闘地域に派遣される時に『アーリントンで会おう』と言って出発する兵士なんかいないよ」。チャック・ヘーゲル。ジョン・ケリー。
  • 「靖国ではなく、南京に行くべき」 中国が仕掛ける反日歴史工作

    平成25年も押し詰まった昨日(12/26)、安倍首相が靖国神社を参拝した。第一次政権時の「痛恨の極み」から7年、内外のあらゆる政治的要素を勘案したうえでの参拝だったと思われる。予想どおり、中国韓国からは激しい反発の声明が出された。 中国の王毅外相は、日の木寺昌人駐中国大使を呼び、「国際正義への公然たる挑発だ。(日側が緊張関係を激化させるなら)中国側も最後まで相手をする」という、物々しい表現とともに、対抗措置もにおわせた。が、むしろ筆者が注目したのは、その後の会見で出た秦剛報道局長の次の発言である。 「安倍首相がアジアの隣国との関係改善を願うなら、靖国神社ではなく、南京大虐殺記念館に行くべきだ。歴史を直視する勇気がなく、戦後の国際秩序に公然と挑戦しておいて、自由や民主、世界平和と繁栄への責任を語る資格があるのか」 靖国神社の「カウンター」として、中国側は「南京虐殺記念館」をもち出してき

    「靖国ではなく、南京に行くべき」 中国が仕掛ける反日歴史工作
    maangie
    maangie 2013/12/29
    有本香。
  • 停電の恐怖に怯えるドイツは日本の将来像か発送電分離で脱原発は可能?

    やはり地球は温暖化しているようだ。欧州環境庁は過去10年間の欧州の気温は記録開始以来最高だったと11月に発表した。産業革命前との比較では欧州の気温は1.3度上昇している。温暖化は気温の上昇をもたらすだけではなく、異常気象を招くことがある。 1年前欧州は暖冬が続いていた。フランスの気象データでは、2011年11月は平年比+1.7度、12月は+2.2度、12年1月は+1.2度だった。しかし、一転2月には強烈な寒波が欧州を襲う。2月の気温は平年比-4.6度だ。この寒波は2011年6月に8基の原発を停止したドイツを停電寸前まで追い込んだ。この冬も気温次第では停電する可能性があるとドイツの電力系統運用者は警告を発している。 2基を除き原発を停止している日ドイツのように気候次第では停電の可能性がある。それを避けることは可能だろうか。発送電を分離し電力を自由化すれば、供給と発電設備が増え、結果脱原発

    停電の恐怖に怯えるドイツは日本の将来像か発送電分離で脱原発は可能?
    maangie
    maangie 2013/11/18
    山本隆三。id:entry:135145410
  • 資源管理なき 日本の漁師たちの悲痛な叫び 「乱獲を止められない」「食えない仕事を継がせる親はいない」  WEDGE Infinity(ウェッジ)

    2011年の世界の水産物総生産量が、FAO(国連糧農業機関)から発表されました(図1)(世界水産物生産量推移のグラフも参照)。数量は、前年比6%増の1億7,800万トンとなり、10年連続で過去最高を更新しています。漁業生産は4年ぶりに前年を上回り、養殖は1961年以来成長を続けています。 これが成長を続けている世界の水産業の実態です。国別では、漁業・養殖共に中国が首位。日は、漁業で前年の5位から7位へ、養殖で9位から12位に順位を落とし、水揚げ量は年々減少しています。そこには、残念ながら1972年から1988年までの実に17年間もの間世界最大の漁獲量を誇っていた姿はありません。 また、農林水産省によると2012年の漁業就業者数(岩手、宮城、福島の3県を除く)は、17万3,660人で、前年より4,210人(2.4%)減少しています。特に60歳以上の漁業者が占める割合は、前年より0.9%増

    資源管理なき 日本の漁師たちの悲痛な叫び 「乱獲を止められない」「食えない仕事を継がせる親はいない」  WEDGE Infinity(ウェッジ)
    maangie
    maangie 2013/07/09
    塩野米松「聞き書き にっぽんの漁師」。
  • 子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態

    平成12年(2000年)の農林水産業のホームページに、こんなやり取りが残っています。小学生からの「漁獲量が減少している理由をおしえてください」という質問で、それに対する同省の答えは次のようなものでした。 「漁獲量が減少しているおもな理由は、いわし漁の大幅な減少と遠洋漁業の減少です。いわしの漁獲量が減少した原因は、海水の温度が少し高くなったのではないかといわれています。また、遠洋漁業の減少は、過去においては、日の漁船は外国の近海まで行って魚をとっていましたが、外国の人も自分達で魚をとろうということになり、日の漁船は、外国の近海で魚をとりにくくなったことが要因となっています」 海外の水産業のことをよくご存知でない方々にとっては、全く違和感の無いやり取りだと思います。これに、学校で使用している地図帳にも出ているグラフを合わせてみると、日の水産業は衰退している産業という、すでにある漠然とした

    子どもたちが学校で学べない日本の水産業の実態
    maangie
    maangie 2013/05/20
    希望のあるオチでよかった。
  • フクシマを「支配するまなざし」 ローカルな「正義のあり方」

    東日大震災による福島原発の事故をキッカケに、それまで以上にエネルギー問題は脚光を浴びることになった。事故以前より、原発立地地域をフィールドワークしながら、歴史を掘り返し、戦後社会論を書き続けてきた社会学者がいる。開沼博氏だ。 震災前に書き上げた『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)が昨年反響を呼び、その後さまざまな媒体や議論の場に参加した。その激動の1年のなかで書き綴った評論やエッセー、対談をまとめたのが『フクシマの正義 日の「変わらなさ」との闘い』(幻冬舎)だ。今回、開沼氏には「原発調査のキッカケ」「ローカルな正義」を中心に話を聞いた。 ―――躍脚光を浴びた『「フクシマ」論』のもとになった原発の調査をはじめたのは2006年ということですが、それはどんな意識からだったのでしょうか? 開沼博氏(以下開沼氏):新聞やテレビで「こんなに悪いことがある。変わらなければいけな

    フクシマを「支配するまなざし」 ローカルな「正義のあり方」
    maangie
    maangie 2013/03/08
    「「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」isbn:4791766105。
  • ノルウェー水産業に学び、東北水産業を日本一に!(前篇)

    2012年9月、ノルウェー大使館の協力を得て、同政府の招待で、書類選考により選ばれた宮城県・岩手県の漁業、養殖業、加工業、漁協、流通、行政等の16名の方々が現地の視察を行いました(ノルウェー水産業に学び、東北水産業を日一にするプロジェクトプロジェクトマネージャー 宮城大学 大泉一貫副学長)。参加者の平均年齢は35歳です。「被災地で漁業を営まれていた方、震災前から漁業に関わる業務に従事していた方、新しい漁業組織を作った方(これから作ろうと考えている方)、漁業・水産業振興に積極的な方、東北水産業の復興を成し遂げたい方、熱意のある方で20代~40代の若手漁業関係者が望ましい」というのが応募条件でした。 いまも成長し続けるノルウェーの水産業 一行は、将来に役立てるべく、鯖の水揚げ現場、巻網漁船、鮭の養殖場、漁業協同組合、水産機器メーカー等の視察を精力的に行いました。それぞれが漁業・養殖・加工等

    ノルウェー水産業に学び、東北水産業を日本一に!(前篇)
    maangie
    maangie 2012/11/23
    大泉一貫。片野歩。リスベット・ベルグ=ハンセン。
  • 止まらない貧困層の高校中退 子どもたちを社会的排除から救うために

    筆者は2009年、高校を中退した若者たちの貧困の実態、とりわけ日社会の低層に沈んでいる若者たちの嘆きや悲しみ、助けを求める声を、彼らに代わって社会に伝えるために、『ドキュメント高校中退』(ちくま新書)を書いた。 それから3年たったが、全国の生活保護の担当者の間ではまだ、「貧困の連鎖の原因のひとつに、高校中退の問題がある」という指摘があり、いまだに「中退」が若者の貧困にとって大きな要因の一つになっている事態は変わらない。 生活保護世帯や貧困層の生徒で、せっかく高校に進学できても、中退するケースは多い。関西のある市のケースワーカーも「あまりにあっさりと中退してしまうケースがある。中退すればその分、就職もしにくくなるにもかかわらず、誰にも相談せず自分で判断してしまう傾向がある」と指摘する。(産経新聞2012.9.6) 最近、筆者が出会った高校を中退した若者たちを紹介しながら、なぜ、彼らが「あっ

    止まらない貧困層の高校中退 子どもたちを社会的排除から救うために
  • 漁業 「環境の変化」という魔法の呪文 ウナギ激減に無自覚な加害者・日本人

    失敗の質が正しく伝わっていないと、事態は改善どころか悪化に向かってしまうものです。主因と、単なる一つの要因に過ぎないことが入れ替わってしまうと、効果のない対処法が施され、一向によくならないことがあります。 経済問題を例に挙げれば、当は別の原因で業績が悪くなっているのに、サブプライム問題、欧州経済危機、超円高等、様々な「魔法の呪文」を唱えることで、問題の質が曖昧になってしまい、想定外の出来事が起こってしまったのだから「仕方がない」ものとして片付けられてしまうというようなことです。 確かに経済要因の影響はあるのです。しかし、それは決して主因ではなく、別に要因があることが多いのです。これらの想定外の経済問題が起こる前の話であれば、もちろん理由にはできません。しかしいったん想定外の問題が発生し、魔法の呪文が唱え続けられると主因と他の要因が入れ替わってしまい、何が何だかわからないうちに、正しい

    漁業 「環境の変化」という魔法の呪文 ウナギ激減に無自覚な加害者・日本人
    maangie
    maangie 2012/09/20
  • 中国で月餅の生産が半減? 数字が示す経済の本格的な衰退

    鳴り物入りで宣伝されてきた中国の高度成長は現在、その終焉を迎えて、経済の全面的衰退がすでに始まっている。そのことは、8月に入ってからの中国国内新聞の関連記事や政府関係の公表数字を見ただけでも十分に分かる。 温州市製造業の6割が操業停止 たとえば国内の各メディアが8月6日に伝えたところによると、中国の輸出向け製造業の一大生産基地である浙江省の温州市では現在、約4000社ある温州の民間製造業の60%が操業を停止しており、すでに倒産したか、倒産寸前の状態に追い込まれているという。欧州の債務危機が中国の輸出を直撃したことが直接的な原因の一つであるが、去年以来、政府の実施した金融引き締め政策が多くの中小企業の資金繰りを悪化させ、倒産に追い込んだことも大きい。 今や、温州市を含めた中国の輸出向け産業の各生産基地はことごとく壊滅的な状況にある。 固定資産投資の冷え込み 鉄鋼産業の利益は約95%減 その一

    中国で月餅の生産が半減? 数字が示す経済の本格的な衰退
  • 「魚はどこに消えた?」 急がれる資源管理

    『チーズはどこへ消えた?』というスペンサー・ジョンソンが出版したミリオンセラーがあります。迷路の中に住む2匹のネズミと2人の小人の物語で、彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見します。ところがある日、そのチーズが消えてしまいました。ネズミ達は能のまま、すぐさま新しいチーズを探しに飛び出していきますが、小人達は、「チーズが戻ってくるかもしれない」と無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かしていました。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心をするのです。 この話は、「変わらなければ破滅することになる」「従来通りの考え方をしていては、新しいチーズは見つからない」「早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく対応できる」等、多くの教訓を教えてくれます。そして、今日の日の漁業問題によく当てはまっています。 常にあると持っていたチーズ(=魚)をべつくしたために無くな

    「魚はどこに消えた?」 急がれる資源管理