ポリフォニーとか - logical cypher scape2このタイミングで、東浩紀とか読書とかのタグつけた日記書いたら、当然「キャラクターズ」についてだと思われそうだけど、残念ながら違う。まだ読んでいない。 『カラマーゾフの兄弟』を読んだので、『小説家が読むドストエフスキー』という本のカラマーゾフについての章を読んで、それから東の「ソルジェニーツィン試論」と「写生文的認識と恋愛」を読み直してた。 前者では、バフチンのドストエフスキー論を要約してから、ドストエフスキーのキリスト教的テーマについて論じられている。 バフチンのドストエフスキー論というのは、もちろんポリフォニーのことなのだけど、バフチンがドストエフスキーの小説の特徴としてあげていることとして、ポリフォニー、自然描写がない、同時性（カーニヴァル的）、歴史を書かない、ドラマにならない、ということがある。 この中で、特に注目しておきたいのは、ポリフォニー性、同時性、ドラマにならない、ということ
