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ブックマーク / trivial.hatenadiary.jp (2)

  • ラノベ界のウィトゲンシュタイン - 一本足の蛸

    ウパ日記 - ライトノベルの定義を読んで、「おおっ、これはウィトゲンシュタインだ!」と思った。より正確にいえば、『名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題』においてクリプキがウィトゲンシュタインに帰した理論*1に非常によく似ている。いま手許にがないので、どこが似ていてどこが違っているのか具体的に説明はできないのだが、興味がある人はぜひ『名指しと必然性』を参照してもらいたい。 さて、ウーパー氏の見解で興味深いのは次の点だ。 ライトノベルポイント(LP)の付値の対象になるのがレーベル・作家・イラストレーターで、追加効果としてコミック化・アニメ化・ブームなどが挙げられているが、当該作品の内容そのものは付値対象になっていない。 LPが高ければライトノベルで低ければライトノベルではないが、ライトノベルであるかどうかを厳密に線引きするポイント数はない。 付値を行うのは各読者であって、人によって付値の

    ラノベ界のウィトゲンシュタイン - 一本足の蛸
  • うらやましさも妬ましさも面白さのうち - 一本足の蛸

    『時かけ』を見ると憂になるというひとがいる。ぼくにはわからない感覚である。 近頃気づいたのだけれど、ぼくにはひとがうらやましいとか妬ましいという気持ちが欠けているようだ。どんなを読んでも、映画を見ても、そんなことを思ったことがない。 同じ日に全くの別件で同じサイトに2回言及するということは、情報収集範囲の狭さの表れでもあり、当該サイト管理人に何か含むことがあるかのような誤解や邪推を招くもとにもなるので、なるべく控えるようにしているのだが、この話題には非常に興味をそそられたのであえて取り上げることにした。 アニメ版『時をかける少女』を見たのは去年の夏のことで、今となっては記憶も薄らいでしまったが、別にになったり死にたくなってりはしなかった。たぶん、タイムパラドックスと「ゴルトベルク変奏曲」と東京国立博物館に意識が向いていて、作中世界に没入したり登場人物に自己投影したりしなかったからだろ

    うらやましさも妬ましさも面白さのうち - 一本足の蛸
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