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novelとbookに関するmassunnkのブックマーク (3)

  • 小説家のバイブル「小説の技巧」

    小説は自由だ。何をどう読もうと勝手だ。 けれども、小説から快楽を得ようとするなら、その技巧を知ることは有意義だ。前立腺やGスポットの場所を知らなくてもセックスは可能だが、より快楽に貪欲になるのなら、知っておいて損はないのと一緒(訳者の柴田元幸はもっと上品に、「ショートカットキー」に喩えてた)。「ヤってるうち自然と身につく」という奴には、「愚者は経験に学ぶ」という箴言を渡す。快は無限だが、生は有限。読める数は限られている。 同時に、小説書きにとってはバイブル級。読者を快楽の絶頂へ導く手引きが解説されているのだから。プロットやキャラといったハウツーを超え、マジック・リアリズムや異化、多声性、メタフィクションといった質的なレベルで語られる。しかもサリンジャーやナボコフ、ジョイスといった練達者のテクストが俎上乗っている。心してかかれ。 ただし、いそいで付け加えなければならないのは、「知る」ことと

    小説家のバイブル「小説の技巧」
  • 時限爆弾の解体――古川日出男『ハル、ハル、ハル』 - らいたーずのーと

    ハル、ハル、ハル作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/07メディア: 単行 ■文体レベルでの挑戦  古川日出男が雑誌『文藝』の2006年春号、秋号および2007年夏号にそれぞれ掲載した3つの中篇、「ハル、ハル、ハル」「スローモーション」「8ドッグズ」を掲載した中篇集である。三作品とも、それぞれの主人公が読者に直接語りかけるような書き方がなされ、さらにはいずれの作品も、現在形や体言止めが多用され、ときには二文字三文字だけで一文や一段落が終わるような、実に疾走感溢れる叙述の仕方を行っている。その意欲的な叙述の試みは、それまでの伝統的な日小説の書き方からは大きく逸脱しているものであり、そのような文体的な試みと並んで、著は、それぞれの作品の「朗読」をライブで行うという小説を書く/読むからはさらに大きく外れたアクションを共に行っている。  文章内でも太字による

    massunnk
    massunnk 2007/09/23
    「全身運動としての読書経験」
  • 人生という憂鬱のためのアーカイヴズ - メモ‐棲み分ける小説

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