18世紀英国をにぎわした書物「オナニア」、その後ティソが著した「オナニスム」などの先達の遺産に敬意を表しておれもオナニーについてエントリを書こうと思ったので書くのだけれど、はてさて、なにはともあれオナニーである。 オナニーを構成する三要素といえば言わずと知れた、「ビート」「メロディー」「ハーモニー」だろう。オナニーはビートより出でて、ビートの先端からメロディーがにじみ出る。にじみ出たおれのメロディーと君のメロディー*1が出会い豊かなハーモニーを生む。 オナニーのジャンルにロックというものがあった。ロックとはつまり岩である。硬い岩を相手するのがハードロック、ふにゃふにゃした岩で行うのがソフトロックだったのだろう。浜辺の少年たちがペットに欲情したかどうかは定かではない。 あるいはハウスというものがあった。家で行うスタイルの総称であるこのオナニーのうち、その一部は、ハーモニーを捨て、メロディーを