東京国立博物館で開催されている、「青山杉雨の眼と書」を見てきた。 日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 生誕100年記念 特別展「青山杉雨の眼と書」:東京国立博物館 青山杉雨は長年、書壇のドンとして君臨した人物で、1993年に亡くなった。たぶん、東京国立博物館で近代書家を取り上げるのは初めてじゃないだろうか。 展覧会の名前は「青山杉雨の眼と書」となっている(副題長いよ)。「眼」は書画・文房四宝などの所蔵品を、「書」は作品を意味している。今日は「書」、つまり作品について書こう。 僕の世代だと、青山杉雨といえば絵画的な表現で、でかい字をドカンドカンと書く作家というイメージが強い。もちろん、条幅の作品もあったが、それにしてもスタイルが決まっていて、いわば完成した青山杉雨しか知らないのである。 今回の展示では、ただ作品を並べただけではなく、年代による書風の変化がよく分かる陳列になってい
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