海上保安庁は19日、同日午後7時30分頃、沖縄県久米島沖の北北西約170キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で、海洋調査をしていた同庁の測量船「昭洋」が、中国国家海洋局所属の「海監66」から無線で調査の中止を要求されたと発表した。 同庁によると、中国船は「中国の法令が適用される海域」と調査中止を要求。これに対し、昭洋は「日本のEEZ内であり、正当な調査だ」と回答し、海洋調査を続けているが、中国船は午後10時半現在も昭洋に並走している。外務省は同日、中国政府に「中止要求は受け入れられない」と申し入れた。 現場は、日中間の地理的中間線から約110キロ日本寄りの海域。