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宗教に関するnijuusannmiriのブックマーク (243)

  • ヨハネ・パウロ2世、「聖人」に 2つ目の奇跡認定

    ローマ(CNN) 故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が聖人に列せられる見通しとなった。ローマ法王庁の関係者が2日、CNNに明らかにした。 この関係者によると、聖人候補について審査する委員会は2日の投票で、ヨハネ・パウロ2世が起こした2つ目の奇跡を認定したという。奇跡の内容は公表されていない。今後はフランシスコ法王の承認を経て正式に決定される。 ヨハネ・パウロ2世は1978年にローマ法王となり、2005年に死去した。その6年後には異例の早さで「福者」となった。 福者の要件となる1つ目の奇跡は、前ローマ法王ベネディクト16世が2010年に認定したもので、ヨハネ・パウロ2世はフランスの修道女のパーキンソン病を治したとされる。 福者から聖人に列せられるためには、カトリック教会が2つ目の奇跡を認定する必要があった。

    ヨハネ・パウロ2世、「聖人」に 2つ目の奇跡認定
  • 相次ぐ暴力事件、異様な緊張に包まれるウイグル自治区:日経ビジネスオンライン

    新疆ウイグル自治区の緊張ぶりが、ただごとではない。 ウルムチでは先日、全域を封鎖して「反テロ」を銘打った大演習が行われた。数十台の装甲車、特別警察車両、武装警察官(解放軍下部組織)を満載したトラックがずらりと並び、万単位の公安、特別警察、武装警察の制服警官が街にあふれ、まるで戦争前夜か、と言わんばかりの空気が流れているらしい。 6月28日にウルムチ市、ホータンで暴力事件、26日のトルファン地区ピチャン県ルクチュンで35人が死亡する民族衝突が相次いで発生、しかも今週には2009年7月5日の197人以上が死亡した民族衝突「ウルムチ事件」の4周年という敏感な時期である。習近平政権にとってはここで共産党体制下での「新疆の安定」を守り切ることが、最重要テーマである、という。 おりしも、日では世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁が日訪問を終えたばかりで、総裁は日各地の講演会などでは、習政権下

    相次ぐ暴力事件、異様な緊張に包まれるウイグル自治区:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/07/03
    福島香織さん。「中国当局がウイグル問題を極めて恐れている背景には、海外のイスラム国家やイスラム勢力が本気でウイグル独立派を支援すれば、本格的な内戦に発展する可能性も」
  • 仏教とイスラム教が対立するミャンマー:日経ビジネスオンライン

    こんにちは。小島正憲です。 前回はバングラデシュにおける、ゼネストに起源を持つ過激な政治運動「ハルタル」を紹介しました。今回はミャンマーを取り上げたいと思います。 ミャンマーにどのようなイメージを持っているでしょうか。 アウンサンスーチー氏。民主化の進展。その結果の西側諸国との接近と、経済発展。実際、欧米や日を問わず、数多くの企業が進出し始めています。日企業でも5月以降だけでワコール、丸紅と日ハムの連合、東洋エンジニアリングなどの動向が報じられるなど、枚挙に暇ありません。 一方、ミャンマーでは仏教とイスラム教が深刻な対立状態にあることはご存知でしょうか。 例えば、今年の3月20日。ミャンマー中部マンダレーのメティラ地区で仏教徒とイスラム教徒の衝突があり、仏教の僧侶を含む11人が死亡、約20人が病院に搬送されました。イスラム系の寺院や学校なども破壊されました。テイン・セイン大統領は非常

    仏教とイスラム教が対立するミャンマー:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/06/27
    小島正憲氏。「過渡期にある民主主義の“副作用”」との見立て。
  • 日米関係まで揺らぐ危険、靖国問題に落とし所はあるのか?

    靖国神社の春季例大祭にあたり、安倍内閣の閣僚数名とともに、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の168名が集団参拝したというニュースは、アメリカの新聞でも大きく報じられています。ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルなど軒並み扱いが大きく、記事のトーンは批判的です。 特に、昨今の北朝鮮情勢を受けてケリー国務長官が東アジア各国を歴訪し、各国の利害を調整した努力の直後だけに、「危機の中での周辺国の結束を乱す」行為に対して米側が「フラストレーション」を露わにしているという表現は深刻に受け止める必要があると思います。 一方で、中国からは外交ルートを通じた抗議が来ているようですし、韓国からは朴槿恵大統領人から「日の右傾化に反対」という発言が出ています。これに対して安倍首相は国会答弁の中で「脅しに屈しない」という挑戦的な表現をしており、全体の状況は極めて深刻であると思います。

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/04/25
    こういうアイディア自体は悪いとは思わないけど、一宗教法人に国家は関与出来ないので、靖国神社主導でやらなきゃいけないわけで、まー、無理だわね。
  • ローマ法王、史上初めて少年院で「洗足式」行う

    イタリアの首都ローマ(Rome)市内の少年院で行われたイースター(復活祭)前の伝統儀式「洗足式」で、収容受刑者の足を洗うフランシスコ(Francis)新ローマ法王(2013年3月28日提供)。(c)AFP/OSSERVATORE ROMANO 【3月29日 AFP】フランシスコ(Francis)新ローマ法王は28日、イタリアの首都ローマ(Rome)市内の少年院を訪れ、イースター(復活祭)前の伝統儀式「洗足式」で少女2人を含む収容受刑者12人の足を洗った。ローマ法王が少年院で洗足式を執り行うのも、儀式の対象に女性を含めるのも今回が初めて。中南米出身者として初めてローマ法王に選出され、「弱者に寄り添うカトリック教会」を目指すフランシスコ法王の試みの一環とみられる。 「頂点に立つ者は誰であれ、他者に奉仕しなければならない」。フランシスコ法王は、カサル・デル・マルモ(Casal del Marmo

    ローマ法王、史上初めて少年院で「洗足式」行う
  • パパ・ドント・プリーチ! 新法王はまたしてもアンチゲイでアンチ同性婚 - みやきち日記

    2013年3月13日に、新ローマ法王としてアルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿が選出され、フランチェスコ1世となりました。このフランチェスコ1世、どうも相当ホモフォビックな人みたいで、ハフィントン・ポストが彼のこれまでの問題発言をまとめる記事をupしています。 詳細は以下。 Pope Francis Against Gay Marriage, Gay Adoption TMZ.comによると新法王はかなりの保守派らしく、同性婚は悪魔の所業で「神の計画への破壊的攻撃」であるとか、同性愛者が養親となるのは子どもへの一種の差別だとか発言したことがあるんだそうです。 またNational Catholic Registerによれば、フランチェスコ1世は2010年に同性婚とゲイの養子縁組についてこんなことを書いているとのこと。 アルゼンチン国民は家庭に深刻な害をもたらしうる状況に直面することに

    パパ・ドント・プリーチ! 新法王はまたしてもアンチゲイでアンチ同性婚 - みやきち日記
  • 新しいパパさまはアルゼンチンから 約1300年振りの非欧州選出 イエズス会出身→バス旅行が好きらしい - 天漢日乗

  • 神秘宗教の台頭は王朝末期の印?:日経ビジネスオンライン

    12月20日に中国・広州市の繁華街を歩いていると、学生らしい女の子が花束を売っていた。中国の繁華街で花売り娘は珍しくもないが、面白いな、と思ったのは、「“末日”に大事な人に花束を買って告白しましょう」という呼びかけだった。末日というのは、マヤ暦でいう世界終末の日、人類の3分の2が死滅するそうで、2013年12月21日の冬至の日がそれに当たるそうだ。 中国ではこの数年、オカルトブームで、UFO(未確認飛行物体)やUMA(未確認動物)の話題がけっこう地方ゴシップ紙をにぎわせていたりする。日でも確か1970年代くらいに、ユリ・ゲラーやネッシーやサスクワッチや宇宙人にさらわれて人体実験された人の証言やミステリーサークルといった神秘現象をテーマにしたテレビ番組などの全盛期があった。70年代日と現代中国はちょっと世相が似ているところもあるが、こういう神秘ブームもその1つのような気がする。 神秘ブー

    神秘宗教の台頭は王朝末期の印?:日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2012/12/27
    「今の「共産党王朝」が「やりすぎ」と言われるまで「邪教狩り」に必死なのは、神秘宗教が農民反乱を起こしてきた歴史の繰り返しを恐れているからだ、と見られている」
  • [書評]ただ坐る 生きる自信が湧く 一日15分坐禅(ネルケ無方): 極東ブログ

    ネルケ無方さんの名前をよく見かけるようになった。アマゾンを見たらけっこうも出されている。外人さんで禅に入れ込むというのは、けっこうよくある話だからなとあまり関心ももたなかった。いや、この「外人さん」という言い方も差別的でひどもんだなとは思うが「外国人」とも違った微妙に親しみの含みがあって難しい。もう少し言うなら、日人以上に日を熟知する外国人が出現してきたことの含意もないわけではない。 いすれにせよ、外国人や知識人が関心をもつ禅、あるいはメディアや書籍とかで著名な禅のお坊さんの説教などは、道元を敬愛する私にしては、もうどうでもいい存在である。ところがどうも、ネルケさん、道元の徒らしい。え?と思った。いやそう思うことがまったくもって失礼な話なのだが、あの正法眼蔵の正法の禅を理解する外人さんがいるのか、いやいるのだろう、という予感がして、まず一つ、わかりやすく坐禅の話を読んでみた。 率直に

  • 「夜と霧」の謎: 極東ブログ

    cakesに寄稿している書評でフランクルの「夜と霧」が今日、公開された(参照)。この機会に日語の旧訳の読み返しに加え、新訳と英訳(1984年版と2006年版)を読んでみたが、書評的な話以前に、日では書の書誌的な情報が少ないように思われたので、その部分の比重がやや多くなり、書の感動の核心がうまく表現できなかったかもしれないとも懸念した。が、感動の前提としての正確な読みにはやはり書誌的な情報は必要かと思い直した。新しく読む人や学生にも書誌的な情報は有益でもあるだろうし。 それはそれとして、二点気になる、いわば「夜と霧」の謎が心に残り、これをcakesの書評に含めるかはかなり悩んだ。結果、最小限の指摘に留めた。そこに拘ると、不確かな思い込みでバランスが悪くなるように思えたからだ。 そんなわけでこの話は書かなくてもよいことなのだが、ブログのほうでは簡単に触れておこう。「夜と霧」の紹介につ

  • ピックアップ@アジア 「ロシアはどこに向かうのか・ロシア正教会・キリル総主教に聞く」 | ほっと@アジア 「ピックアップ@アジア」 | 解説委員室ブログ:NHK

    ロシア最大の宗教、ロシア正教。 連邦崩壊後急速に信者を回復し、 今やロシア国民の70%が信者と言われています。 プーチン大統領を支持する保守、 批判するリベラルロシア社会の亀裂が深まる中で ロシア正教は保守的価値観を支える支柱となってきました。 そのトップに座るロシア正教会のキリル総主教が まもなく来日します。 プーチン大統領も大きな影響を受けているロシア正教。 キリル総主教は社会に向けて積極的な発言を続けています。 ロシアはどこへ向かうのか。 キリル総主教に聞きました。 「ロシアはどこに向かうのか・ロシア正教会・キリル総主教に聞く」 ここからは石川解説委員とともにお伝えします。 キリル総主教に実際にお会いしてどのような印象でしたか。 そして今回の訪日はどのような意味を持ちますか。 A1)ロシア正教は連邦崩壊後、特にプーチン大統領の時代になって急速に信者の数を

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2012/09/15
    例のプッシーライオット事件の背景も含めて。
  • 統一教会創始者の文鮮明氏が死去、92歳

    世界基督教統一神霊協会(Family Federation for World Peace and Unification、統一教会)が韓国・ソウル(Seoul)で開いた世界平和についての会議で講演する文鮮明(Moon Sun-Myung)氏(2002年2月15日撮影、資料写真)。(c)AFP/EMMANUEL DUNAND 【9月3日 AFP】世界基督教統一神霊協会(Family Federation for World Peace and Unification、統一教会)の創始者、文鮮明(Moon Sun-Myung)氏が3日午前2時前(日時間同)、韓国内の病院で死去した。92歳だった。統一教会関係者が明らかにした。 文氏は肺炎の合併症で8月中旬にソウル(Seoul)の病院の集中治療室に入ったが容体が悪化し、「もはや現代医学の技術では容体を改善させることはできない」という医師らの判

    統一教会創始者の文鮮明氏が死去、92歳
  • [書評]死との対面 瞬間を生きる(安岡章太郎): 極東ブログ

    先日ふと鶴見俊輔さんと安岡章太郎さんのことが気になって書店でぶらっとしていたら、安岡章太郎さんの「死との対面 瞬間を生きる」(参照)が文庫で復刻されていたのを見つけた。なぜと思うこともなく読んだ。 扉裏には、「書は『死との対面』(1998年/小社刊)を加筆修正し文庫化したものです」とあるので、現在92歳の安岡先生の近況も含まれているのかと期待したが、初版と比較したわけではないが、ざっと読んだ限りでは、特になかったように思う。前書きも1998年のままだった。 気がつく加筆がまったくなかったわけではない。近藤啓太郎について触れた段落の末には、括弧で、(註・近藤氏は二〇〇二年没)と追記されている。初版と復刻の間に亡くなった。近藤啓太郎と限らず、あちこち没の追記がある。バトルロワイヤルという趣向でもないが、安岡先生の存命が強調されている。 1998年に安岡章太郎は78歳。表題の「死との対面」も

  • 上院議員候補の「レイプ暴言」、大統領選への影響は?

    今年11月の総選挙へ向けて、共和党からミズーリ州の連邦上院議員選挙に出馬しているトッド・エイキン候補の「レイプ暴言」は、全米のトップ記事を独占しています。このままですと、同候補は天王山選挙区の1つであるミズーリで敗北し、共和党の上院での多数派奪還に黄信号が灯ることになります。そのために、同党の多くの議員たち、そしてお膝元のミズーリの共和党の元議員や現職の議員たちは「エイキン候補の辞退」を要求していますが、稿の時点ではあくまで「居座り」の構えです。 さてこの「事件」ですが、19日(日)のTVインタビューで、同候補が "From what I understand from doctors, that's really rare. If it's a legitimate rape, the female body has ways to try to shut that whole thi

  • 救世軍の制服から思う: 極東ブログ

    救世軍の制服がいつからブレザーになったのかちょっと調べてみたがわからなかった。あるいは今でも、昔ながらの詰め襟の軍服のほうも正式なユニフォームとして採用されているのだろうか。 救世軍(The Salvation Army)について私がよく知っているというわけではない。制服の変遷すら知らない。それでも昭和時代の人生が長い私には、それが軍隊組織となっていることにずっと関心は持っていた。 救世軍は1865年に、当時英国メソジスト教会牧師ウィリアム・ブース(William Booth)とそのキャサリン(Catherine)が、ロンドン東部の貧しい労働者階級を支援するために設立したキリスト教団体である。後にブース大将と知られる彼は36歳だった。団体の名称は当初「ロンドン東部キリスト教徒ミッション(East London Christian Mission)」だったように、独自のキリスト教派という意

  • ジュネーブ詩篇本について: 極東ブログ

    一連の詩篇関連の話としてジュネーブ詩篇(サルター)(Genevan Psalter)について触れておきたい。 プロテスタントの形成に大きく寄与し、またマックス・ヴェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神」でも重視されているカルヴァニズムの原点、神学者ジャン・カルヴァン(Jean Calvin)(1509-1564)は、独自のサルター(詩篇)も作成していた。ブジョーの「詩篇を歌う」(参照)で詩篇朗詠は聖務日課(Divine Office)の基礎となるとの指摘があったが、カルヴァンも新しい自派の信仰集団に聖務日課のような儀礼を組み込みたかったのがサルター編纂の目的だった。カルヴァンというと質素で儀礼を排するかに理解されることが多いが、詩篇朗詠を信仰生活の基軸にするベネディクト修道院的なコミュニティへの志向もあった。 簡単にカルヴァンについておさらいしておく。カルヴァンはフラン

  • 詩篇と関連した神名などについて: 極東ブログ

    シンシア・ブジョーの「詩篇を歌う」(参照)を読みながら、聖書の詩篇についていろいろ考えた。心に残っているうちに一部をメモしておきたい。 ブジョーのはよく書けているが、意図的かはわからないにせよ関連しているはずなのに抜け落ちたかに見える話題もある。一つはプロテスタントと詩篇の関わりである。これは別途扱いたい。もう一つは、砂漠の教父たち黙想をカッシアヌスやベネディクトゥスに結びつけていく説明は見事だが、おそらく砂漠の教父たちの信仰にはそれ自体に独立した形式を伴った朗詠が含まれていたことだ。砂漠の教父たちのチャンティングは実際にはどのようなものだったか。 砂漠の教父たちの朗詠の原形の一端は、おそらくイエス・キリストも服しただろうユダヤ教の儀礼があるだろうが、それだけではなく、現代のコプト教会やエチオピア教会に残る、呻るようなチャンティングもあったのではないか。これらは、聴き方にもよるが日の木

  • [書評]詩篇を歌う(シンシア・ブジョー): 極東ブログ

    何かを自習するための教でこんなに楽しいのは久しぶりだなとシンシア・ブジョー(Cynthia Bougeault)の「詩篇を歌う(Chanting the Psalms)」(参照)を読んだ。 内容は簡素なタイトルが示すように聖書(旧約聖書)の詩篇を朗詠するための基礎知識や簡素化された技法、さらに現代的な朗詠や歌唱化の手法を扱っている。グレゴリアン・チャントの基も説明されている。翻訳はないようだが平易な英語だし、読んだだけではわかりにくい部分は添付のCDで聞くことができる。記載されている楽譜も最小限だ。著者ブジョーは、耳で聞いて覚えなさい、耳を信頼しなさいと、鈴木メソッドの例で教示している。 こういうで詩篇や英詩の朗詠について若いときに勉強できたらよかったのに、と読後悔みもしたが、著者ブジョーが提示するこの新しい詩篇朗詠の動向は1990年代以降に生じたらしく、この簡素な朗詠法はそれほど広

  • 非カルケドン派とキリスト教王国: 極東ブログ

    あまり読む人もなさそうなキリスト教史のような話を連ねていくのもなんだなが、あるところまで書いたら自分のなかで終わるだろうとも思っていたが、だいたい終わり、一区切りかなという感じもしたが、朝方ぼんやりと、なぜ非カルケドン派はカルケドン会議を認めなかったのかとつらつら考えていて、そうだ、そのとおりではないか、と気がついた。そうだ、そのまま「非カルケドン派はカルケドン会議を認めなかった」ということ。何となく、公会議で非カルケドン派が排斥されたかのように思っていた。その思い込みは何から来たか。「東ローマ帝国」という詐術である。 カルケドン会議は、ローマ皇帝マルキアヌス(Marcianus)が召集し、コンスタンチノープル総主教アナトリオス(Anatolios)が主導した。このあたり通説はどうなっているかと、ウィキペディアを見ると、「東ローマ皇帝マルキアヌス(Marcianus)によって召集され」と無

  • 砂漠の教父とコプト教会: 極東ブログ

    砂漠の教父(Desert Fathers)とコプト教会の関係が気になるので、自分なりに少し整理しておきたい。 先日のエントリー「砂漠の教父と黙想の祈り、改革者としてのアタナシウス」(参照)で砂漠の教父に言及した。背景の基構図としては、ローマ帝国の遷都に伴い、ローマ帝国がキリスト教帝国となり、帝国西部崩壊でローマ主教座が独立・分離する以外は、各地の総主教座はコンスタンチノープルの主教座を名誉的な頂点として統合された。現在のエジプトに居住していた砂漠の教父らも基的にはこの構図から、アレクサンドリア総主教座に以降、納まることになった。だが、砂漠の教父とアレクサンドリア総主教座と後のコプト教会の三者の関係は、現在のキリスト教史観からはわかりづらい。この領域は、正教でもプロテスタントでもカトリックでもないためだろう。 コプト教会は東方諸教会の「非カルケドン派」と呼ばれることがある。451年のカル