石岡琉衣・石岡ショウエイblog「七転バク宙！」 : 振り込め詐欺から強盗の範囲のどこかに今います。（中編)
2011年06月24日22:45 カテゴリ漫画絡み雑記 振り込め詐欺から強盗の範囲のどこかに今います。（中編) 21日夜、遠隔地に住む兄を装って電話をかけてきた「空き巣」もしくは「強盗」を企てていると考えられる存在、「A」。そいつは予告通り、22日の午前、再び電話をかけてきた。正確な時刻は午前9時45分。 Aは「母」にコンタクトをとりたがっていた。だが、受話器は僕がとった。 理由その１。電話とはいえ、母を犯罪者などと接触させたくない。息子として当然の発想だ。 理由その2。Aのことを本物の兄だと信じきってる体を装い、Aの犯行計画がどんなものかを探りたかった。僕はAに犯行をあきらめさせるのではなく、うまくおびきだして、逮捕にまで持っていけないかと考えていた。そうでないと日を改めて再び犯行を仕掛けてくる可能性は否定できない。犯人逮捕へとつなげられる会話パターンを、一睡もできなかった前夜の間
石岡琉衣・石岡ショウエイblog「七転バク宙！」 : 振り込め詐欺から強盗の範囲のどこかに今います。
2011年06月22日13:27 カテゴリ雑記 振り込め詐欺から強盗の範囲のどこかに今います。 物書きにとってはどんな経験もいずれは創作の糧となる。無理矢理そう考えながら過ごしている精神的にとてもしんどい一日だ。 この記録を読んで、その程度かよ、と思う方もいるだろう。だが、体を病み、年老いた両親に支えられながら生きている僕にとって、これは、あまりに非現実的に思える出来事だ。 昨夜の夕食後の時間帯のことだ。家の固定電話が鳴った。父が出た。遠隔地に住む兄からだった。話の内容は少し妙なものだった。 ――扁桃腺が腫れたので薬を知りたい。母に代わってくれ。 受話器が母の手に渡る。 ――のどが痛くて長く話せない。扁桃腺の薬、分かる？ 分からないか、じゃぁいい。 当然、母は心配して話を続けようとする。兄は答えた。 ――明日また電話する。明日はいつ家にいる？ 午前はいる。午後は予定があるか
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