中国資本が深く関与しているアフリカ・ギニアの巨大鉄山、シマンドゥ鉱山の開発が足踏みを余儀なくされている。7月5日、同国政府が現地での建設工事を強制的に停止させたことが、ギニア大統領の公式SNSアカウントの発表で明らかになった。 ギニア政府の説明によれば、プロジェクトの一時中断を命じた理由は、シマンドゥ鉱山の開発を請け負う企業コンソーシアムが所定の期限までに(事業主体となる)合弁会社の設立条件に合意しなかったことにある。ギニア政府は過去数回にわたって期限の延長に応じたが、それでも合意に至らなかったため、やむなく工事停止命令を出したとしている。 だが事情に詳しい関係者によれば、企業側は合弁会社設立に関する書類をすでに提出しており、ギニア政府からの回答を待っている段階だという。この関係者は、ギニア政府がシマンドゥ鉱山の開発から現金収入などの実利をより多く得たいと欲しており、「工事停止命令という実
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