2013年に入り、製造業に役立つセキュリティ対策が徐々に立ち上がってきた。セキュリティ対策ソフトウェアの登場や、危機対策チームの運用開始である。 ある程度の規模の企業では、工場ラインにシーケンス制御(PLC)の仕組みを取り入れているだろう。PLCはセンサーから情報を受け取り、アクチュエータを動かす。さらに複数のPLCをコントロールネットワークが結び、生産管理サーバや制御情報ネットワークを介してつながっている。 かつては独自OSや独自プロトコルを使っていた制御システムだが、現在ではオフィスで利用している社内ファイルサーバや社内LANと同じ仕組みに置き換わってきている。こうなると、いわゆるITのセキュリティ対策と似た取り組みが製造業でも必要になるだろう(関連記事:あなたの工場は大丈夫? 製造でもセキュリティが課題に)。 制御システムにUSBメモリ経由で感染 制御システムのセキュリティは本当に危