中国はどう考えているのか 2月24日にロシアが突然、ウクライナに侵攻してから、まもなく3週間が経つ。私はあえて「ウクライナ戦争」と呼ぶが、このウラジミール・プーチンという独裁者の愚かな侵攻を、誰か止めることはできないのか? そんな時、動向が注視されているのが、「戦犯」ロシアと「準同盟関係」にあると言われる中国だ。中国は一体何を考え、どう動こうとしているのか? 3月7日、国会にあたる全国人民代表大会(3月5日~11日)で、王毅国務委員兼外相が、年に一度の定例記者会見を開いた。内外の記者から計27の質問を受け、1時間40分かけて答えた。 中国メディアの記者は、あえてウクライナ問題に触れないようにしていたが、外国メディアはそうはいかない。早速、2番目に質問に立った英ロイター通信記者が、やや興奮気味に聞いた。 「ロシア軍はウクライナで、すでに非軍事施設への軍事行動を行っている。中国は衝突を解決すべ
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