2007/01/24 サン・マイクロシステムズのグリッド・コンピューティングと言って真っ先に思いつくのは、1CPU、1時間当たりの利用料が1ドルで、必要なだけプロセッサパワーを利用できる「Sun Grid」だろう。サンが用意するグリッドと呼ばれるサーバ群に対してユーザーがアプリケーションをアップロード。多くの計算パワーを必要とするアプリケーションをグリッド上で実行し、ユーザーは結果だけを手にするというサービスだ。 一方、2006年3月に同サービスが開始されるずっと以前の1990年から、サンは社内的に専用グリッドシステム“Ranch”(ランチ)を設計・運用していることは、あまり広く知られていない。Ranchの運用を担当するサン・マイクロシステムズ スケーラブル システムズ グループのジェームズ・ゲートリー氏に話を聞いた。 社内に5~10人のヘビーユーザー サン・マイクロシステムズ スケーラブ