中国の車載電池大手の国軒高科(ゴーション・ハイテク)が、アメリカのミシガン州に23億6000万ドル(約3408億円)を投じて車載電池の正極および負極の材料工場を建設することがわかった。10月5日、ミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事がその計画を明かした。 同州政府が公表した情報によれば、工場建設は段階的に進められ、最終的には年間15万トンの正極材料と同5万トンの負極材料の生産を目指す。国軒高科の投資を誘致するため、ミシガン州は約1億7500万ドル(約253億円)の補助金と税制上の優遇措置を提供する。 国軒高科は1998年に創業し、中国の安徽省合肥市に本社を置く。韓国の市場調査会社SNEリサーチのデータによれば、国軒高科の2022年1~7月の車載電池出荷量は7GWh(ギガワット時)と、メーカー別の世界ランキングで第8位につけている。 バイデン政権のEVシフトに呼応 アメリカのバイデン政