【マドリード=竹内康雄】北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟が実現する見通しになった。両国と、NATO加盟に反対していたトルコの首脳が28日にスペインのマドリードで会談し、トルコが支持することで合意した。北欧2カ国のNATO加盟で、対ロシアでの欧州の防衛力が一段と高まる。NATO首脳会議に先立って、フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相
5月18日、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟という歴史的決断に踏み切る意向を表明した際、NATO側はロシアからの強烈な反発は予想したが、加盟国から異論が出てくる事態は想定外だった。写真はトルコ、スウェーデン、フィンランドの国旗とNATOの旗。同日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic) [イスタンブール/ワシントン/ブリュッセル 18日 ロイター] - フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟という歴史的決断に踏み切る意向を表明した際、NATO側はロシアからの強烈な反発は予想したが、加盟国から異論が出てくる事態は想定外だった。 だが、14日にベルリンで開かれたNATO外相会合では、フィンランドとスウェーデンの外相を招いて欧州の安全保障に関する歴史が数十年ぶりに良い方向に書き換わるのを歓迎しようとするムードに、トルコが冷や水を浴びせた
Published 2022/05/16 10:26 (JST) Updated 2022/05/16 13:55 (JST) 【ベルリン共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、ベルリンでのNATO非公式外相理事会閉幕後、スウェーデンとフィンランドの北欧2カ国による加盟手続きについて「前例のない速さで進む」との見解を示した。通常は1年程度かかるとされる。 「加盟申請から正式加盟までの暫定期間をできるだけ早めるよう努める。2カ国が申請すれば加盟30カ国の議会が迅速に批准手続きを進める」と強調。「その期間に2カ国周辺にNATO部隊を派遣することも含め、2カ国の安全を確保する方法を検討している」と述べた。
スウェーデンのアンデション首相は5月15日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に向けた幅広い支持を16日に議会で求める方針を示した。ストックホルムで撮影(2022年 ロイター/News Agency/Fredrik Persson via REUTERS) [ストックホルム 15日 ロイター] - スウェーデンのアンデション首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に向けた幅広い支持を16日に議会で求める方針を示した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、与党・社会民主労働党が15日、長年にわたる加盟反対の立場を転換した。 アンデション首相は党内での議論を受け、NATO加盟が「スウェーデンと国民の安全保障のために最善だ」と表明。「中立の立場はこれまで有益だったが、将来的には以前ほど有益にならないというのが結論だ」と述べた。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、NATO=北大西洋条約機構への加盟申請を検討しているスウェーデンとフィンランドに対し、イギリスは、有事の際、軍事支援することを決め、両国への軍事的な行動に出る可能性も指摘されるロシアをけん制するねらいがあるとみられます。 イギリスのジョンソン首相は11日、北欧のスウェーデンとフィンランドを相次いで訪問し、両国が攻撃の脅威にさらされるなど有事の際には、軍事面での支援を行うことで合意しました。 この中では機密情報の共有や共同軍事訓練の強化などのほか、サイバー攻撃などに対する支援も行うとしています。 さらに両国との防衛協力として、イギリスの陸海空軍を配置する方針も示しました。 スウェーデンとフィンランドは、これまで、軍事的に中立の立場を続けてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻でヨーロッパの安全保障の環境が大きく変わったとして、軍事同盟であるNATO=北大西洋条
4月13日、 ロシアのウクライナ侵攻により、フィンランドとスウェーデン両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請がいよいよ現実味を増してきた。写真は同日、ストックホルムで首脳会談に臨むスウェーデンのアンデション首相(左)とフィンランドのマリン首相。TT News Agency提供(2022年 ロイター) [ストックホルム 13日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻により、フィンランドとスウェーデン両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請がいよいよ現実味を増してきた。所属する陣営を公然と選択しないことが平和を維持する最善の方法であるという、数十年にわたって掲げてきた信条を、共に放棄する構えだ。 1300キロに渡ってロシアと国境を接するフィンランドとスウェーデンの両国がNATOに加盟する可能性は、非常に高まったとみられている。ロシアはこれについて「深刻な軍事的・政治的結果を招く」と警告し
NATOに加盟申請するかどうか早急に決めると言ったフィンランドのサンナ・マリン首相 Ludovic Marin/ REUTERS <ウクライナを取りに行ったせいでフィンランドがNATOに加盟するのは完全な誤算、プーチンの立場も危うくなるが、米ロ対立の新たな火種にもなりかねない> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ東部への大攻勢を準備するなか、西側の戦略家は一貫して、停戦交渉の落としどころはウクライナの「フィンランド化」、言い換えれば「強いられた中立化」になる可能性があると見てきた。 ところが、そのフィンランドが中立の立場を捨てて、西側の軍事同盟に加わる動きを見せ、プーチン大統領に手痛い失点をくらわそうとしている。 フィンランドのサンナ・マリン首相は4月13日、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相との共同記者会見で、冷戦終結後一貫して維持してきた中立政策を転換し、NATO
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く