平日の夕方に習い事や予定を入れたくても、その時間までに仕事が終わるか分からず、結局諦めてしまった――そんな経験はないだろうか。特に、異動や転職などで、慣れない仕事に取り組むことになった場合はなおさらだ。 そんな中、どうしても参加したい習い事の時間が平日の夕方だったことがきっかけで、それまで残業漬けだった自分の仕事を見直したばかりか、社内に「働き方改革」を起こした社員がいるという。一体何が起こったのか。 「変えるしかない」――残業漬けの毎日を抜け出したきっかけ 企業向けのコミュニケーションツールを扱うドリーム・アーツに勤める齋藤瑛里菜さんは、現在同社のカスタマーサクセス統括本部に所属し、クラウドサービスの販売推進に取り組んでいる。2016年に営業として入社した際は、営業の経験は全くなかったそうだ。 当時、同社では、各サービスの売り方といったノウハウや見積書のテンプレートなどは、人によってバラ