エヌビディア本社よりヘルスケア事業バイスプレジデントのキンバリー・パウエル氏が来日し、同社が開発した医用画像診断のためのコンピューティングプラットフォームである「Project Clara」(Clara)について説明した。Claraは2018年3月に米国で開催された「GPUテクノロジーカンファレンス(GTC)」で発表され、日本における公の場での発表は初めてとなった。Claraは仮想GPU環境であり、「NVIDIA vGPU」の活用によるマルチユーザーアクセスが可能である。 エヌビディアは2007年にGPUコンピューティング用の統合開発環境「CUDA」をリリースしているが、ヘルスケア分野の中でも特に医療画像分析に着目し、技術開発や事業に取り組んできた。医用画像診分析や装置は病気の早期発見および病状改善などに有効である。それがひいては健康寿命を延ばしていくことにもつながる。一方、画像分析はデー