プーチンもバイデンも「窮地」 ロシアのウクライナ侵攻は、原油高という形で各国を苦しめる形になっているが、増産はまったく見通せていない。 このままでは1バレル200ドルへの超エネルギー高が世界経済に大きな影を落とすことになりかねない。 ここにきて米WTI原油先物価格は1バレル=110ドルを目前としている。欧米諸国が経済制裁を科し、ロシアからの原油供給が滞る可能性が材料視されているからだ。 ロシアの大手銀行を国際決済網である国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除することが決定されたが、すでにロシア産原油の買い手が金融機関からの信用状を取得することなどが困難になりつつある。 ロシアに対する厳しい経済制裁を主導している米国だが、実はバイデンもプーチン同様に窮地に立たされているのだ。
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