連想検索システム「想・IMAGINE」(1) 「グーグル」の成功は僕らにとってもチャンス (聞き手:荒川 龍=フリーライター) 「連想検索」という、日本生まれの検索システムをご存じだろうか。「グーグル」をはじめとするキーワード検索と異なり、単語だけでなく、長文の文章を入力して検索できる。その文章に含まれる多様な単語から連想される文書と、そのエッセンスを表す複数の単語を検索結果として示す。 連想検索システム、「想・IMAGINE」の産みの親、高野明彦・国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター長・教授(52歳)は、「『グーグル』の成功は、僕らにとってもチャンス」と自信をみせる。単なる調べ物ならキーワード検索、新しいアイデアや商品企画を考える場合は連想検索──近々、そんな時代がやってくるかもしれない。 「グーグル」創業者たちとの思い出 ── 今から約8年前。高野氏らが開発した「連想