(第3回から読む) 「誰かが見ていてくれる」実感が得られれば、人はがんばれるもの。 前回お話しした、2号店の大失敗と復活から私はそれに気づきました。考えてみれば、私がそうだったのです。主婦の仕事は家庭では評価されません。でも店で小さなアイデアを出し、実行すれば、坂本が「それいいね」と評価してくれた。2号店では、それがなくて最初は辛かった。空回り感がありました。でも私の涙にスタッフが反応してくれたことで、気づいたのです。見ていてくれるのは、上の人だけじゃない。一緒に働くスタッフだって、見守っていてくれるのだと。 嬉しい。もっとがんばろう。期待に応えよう。この気持ちが、人の働く意欲となり、ひいては強い現場を生み出す原動力になるのです。 「親」としての評価が、社内で最も重視される ブックオフでは、「親子制度」というシステムがあります。システム、という言葉は、厳密にはふさわしくありません。明文化さ
![(4)当社には「親」「子」、従兄弟も孫もいるんです:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)