三菱電機と富士通コンポーネント(東京・品川)、カレアコーポレーション(富山市)の3社は共同で、非接触で脈波(心臓の拍動によって大動脈が振動して発生する波形)を計測し、それを基に集中度などの感情を推定するセンサー「エモコアイ」(emotion conditioning eye)を開発した(図1)。家電製品などに搭載して感情データに基づいて制御する、といった使い方を想定している。 * 三菱電機のニュースリリース: https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2022/0906.html 脈波を取得する24GHzドップラーセンサー部と、計測したデータを解析するライブラリーを搭載したマイコンを1つのセンサーに実装。これにより、生体情報の計測から分析、見える化までのエッジ処理をセンサー単体で実現する。 具体的には、ドップラーセンサーが人体からの微弱な電波の反射