数十M~数GHz帯の電波を,データの送受信に利用するリモコン。テレビ用のリモコンとして,従来は赤外線リモコンが主流だったが,一部のテレビではRFリモコンが採用され始めている。 操作の自由度やデータ通信の双方向性,デザインの自由度といった点で赤外線リモコンに対して優位性がある(図)。リモコンをテレビの受光部に向けにくい場合など,無指向に近い性質が利点となることもある。半面,赤外線リモコンに比べると,RF送受信ICなどの部材コストが高いという課題がある。 RFリモコンの無線通信仕様としては,315MHz帯などの微弱無線,2.4GHz帯を用いた特定省電力無線やBluetooth,無線LAN,ZigBee(IEEE802.15.4)などを用いることができる。 表 RFリモコンと赤外線リモコンの比較(日経エレクトロニクス2007年9月24日号より抜粋) 赤外線からRFへ,進化するリモコン(2007年
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