米国製の温調器の修理依頼が舞い込んできた。海外製温調器の修理は初めてだ。いざ修理を始めると、故障原因は国内製品と大差がなかった――。 →「Wired, Weird」連載バックナンバー一覧 温調器ユニットの修理 米国で設計、製造された温調器ユニットの修理依頼が舞い込んできた。海外で製造された温調器を修理依頼は初めてだ。依頼主は『国内の販売業者に修理を断られた』と言って、依頼が届いたわけだ。 温調器ユニットの故障具合は『2チャンネルある温調器のうち、一方の温調器の電源が入らない』ということだった。米国製の温調器に興味があったので修理依頼を受けることにした。 現品を入手し温調器ユニットの電源の配線を確認したが2つの温調器にはAC電源が並列に接続されていた。仮配線で電源を入れてみたら、両方の温調器の表示がついた。 「あれっ? 事前に聞いていた話と、現品との挙動が違うゾ」 修理依頼品の温調システムの
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