中国では今、不動産バブルの崩壊が進行中です。近いうちに、世界の相場や経済に大きな影響を与える可能性もあります。最悪の場合は「中国版のリーマン・ショック」が起きるかもしれません。中国最大の不動産デベロッパー、碧桂園控股(カントリー・ガーデン・ホールディングス)の2022年1~6月期決算は、純利益が前年同期比で96%減になりました。昨年には別の大手、中国恒大集団がドル建て社債のデフォルト(債務不履
バブル崩壊の痛み 足元で、中国の不動産市況の厳しさが高まっている。 購入者が未完成住宅のローン返済を拒否する動きが広がっている。 懸念されるのは、不動産バブル崩壊の後始末の拡大だ。 それは、中国経済にかなりの痛みを強いる。 不動産への投資に依存した経済運営は行き詰まった。 今後、不動産バブル崩壊の負の影響が深刻化する。 いずれ中国はバランスシート調整と不良債権処理という後始末を余儀なくされる。 問題は、今のところ共産党政権が大手不動産デベロッパーなどに公的資本を注入できていないことだ。 1990年代のわが国が経験したように中国のバブル崩壊の後始末はかなり深刻になるだろう。 それによって中国の景気後退リスクが高まる。 当面、共産党政権はインフラ投資などを積み増す。 しかし、主要な経済対策の一つである高速鉄道計画は、ほとんどが赤字だ。 資本の効率性が低下する中で過剰な投資を繰り返せば、債務問題
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