「運転を代わってもらえますか。ナルセペダルの使い方を教えますから」と社長。取材ついでに、実際にナルセペダル搭載車を運転させてくれると聞いていたが、まさか会ってすぐに運転することになるとは思っていなかった。 社長の説明を聞きながら、ナルセペダルに足を乗せる。詳細な仕組みと特徴はまとめて後述するが、簡単に言うと、この大きなペダルを踏み込むとブレーキがかかる。これは普通のクルマと同じだ。異なるのがアクセル操作。かかとの位置は動かさず、つま先を右にずらしペダル右側面についている縦長のアクセルレバーを押すと、アクセルが作動する。 最初は恐る恐るだったが… 最初は違和感がある。が、徐々に慣れてくる。通常のクルマでも、かかとを固定したまま、ブレーキとアクセルのペダルを足が右に左に行き来しているからだろうか。 説明と練習はトータルで5分程度。「高齢者ならもう少し練習しますが、もう大丈夫でしょう。出発です」
わたしは九州大学で博士号を取得中です。分野は工学、人間科学あるいは情報工学です(自分で選択可能です)。ここで研究を続けられるきっかけを作ってくださったのが九州大学名誉教授松永勝也先生です。わたしの恩師です。 この松永先生の踏み間違い事故に関する理論は次の通りです。 AT車暴走事故防止の決定打「ナルセペダル」が普及しない理由 ダイヤモンド・オンライン 岡田 光雄 様々な技術の進化により、車の安全性能は現在も進化を続けているが、それでもなくならないのがアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故。しかし、実はこの誤操作事故を防ぐための技術は、すでに25年も前に開発されている。本来であれば“世紀の大発明”と呼ばれてもおかしくないナルセペダルだが、何故浸透しないのか。九州大学名誉教授で「事故なき社会株式会社」取締役の松永勝也氏に聞いた。(清談社 岡田光雄) 踏み間違い事故が多発するオートマ車の構造の問
このところ、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故のニュースが多発している。 5月2日、大分市で病院の1階ロビーに車が突っ込む事故が発生。16日には群馬県太田市でコンビニに、21日には京都市で民家に車が突っ込む事故が起きている。交通事故総合分析センター(東京)によると、同様の事故は2005年~15年までに年間5000~7000件発生している。 そもそも何故、踏み間違い事故が起こるのか。その要因のひとつと言われるのが、マニュアル(MT)車に乗る人口が減少したことだ。日本自動車販売協会連合会(『新車登録台数年報』2016年)によると、15年に販売された新車239万1404台のうち、MT車はたったの3万9331台(1.6%)。市場の人気は、運転が簡単なオートマ(AT) 車が圧倒的だ。 「一昔前に流行ったMT車の場合、アクセルとブレーキの他にクラッチとの連携操作が必要だったので、そのことが事故防
マツダは2013年12月26日、埼玉県深谷市の同社販売店で同年11月10日に実施した安全装備の体感試乗会における事故について、警察との合同調査の結果、使用車両に故障や異常がなかったことを確認したと発表した。 マツダは2013年12月26日、埼玉県深谷市の同社販売店で同年11月10日に実施した安全装備の体感試乗会における事故について、警察との合同調査の結果、使用車両に故障や異常がなかったことを確認したと発表した。 同事故は、SUV「CX-5」に搭載された運転支援システム「スマート・シティ・ブレーキ・アシスト(SCBS)」の機能を体感するイベントで発生。試乗車両がフェンスに衝突し、運転していた参加者と同乗していた販売店の従業員が重軽傷を負った。 SCBSは、時速4~30kmで低速で走行している際に、レーザーレーダーで前方車両を検知して衝突の危険性が高いと判断すると、衝突の回避もしくは衝突被害の
目的 国民生活センター危害情報システムには、2000年度以降2005年10月末までに、自動車のドアや窓等で身体を挟んだ事故は826件寄せられている。この中で、圧倒的多数を占めているのがドアにより挟んだというもの755件である。一方、最近は乗車定員が多く子供がいる家族向けに人気が高いミニバンを中心に、スライドドアを装備する車種が増えている。そこで、病院情報からドアでの事故についての分析を行うとともに、重篤な事例もみられるスライドドアに挟まれたときの衝撃力や、最近装備する車種が多くなっているパワースライドドアに挟まれたときの衝撃力、挟み込み防止機能の有効性などを調べた。 結果 (病院情報から) ドアでの事故(755件)のうち、10歳未満が344件で最も多く全体の45.6%を占めていた。 危害を受けた部位は、「腕・手」が711件で最も多く(94.2%)、その中でも「手指」が圧倒的に多く658件で
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