クオンタムリープの出井伸之CEO(最高経営責任者)が動く。ソニーの会長兼グループCEOを退いてから1年の節目である6月には、 【Asia Innovation Initiative(AII)】 と題するフォーラムを福岡市で開催し、九州を中心としたアジア地域における半導体産業の連携図を描き出す。出井流の「楽観的ニッポン改造論」を聞いた。(聞き手は、日経ビジネス オンライン副編集長=水野 博泰) NBO クオンタムリープを立ち上げられてから起業家や投資家と話をされる機会が多いと思いますが、出井さんの目から見ると、日本のベンチャーはどんな状況にありますか? 出井 全滅とまでは言いませんが、うまく育っているとは言えないですね。 まず、お金を出す側の課題がある。日本でベンチャーキャピタルと言えば銀行の孫会社みたいなところが多いわけですが、扱っている案件は多いけれども1件1件の投資額がすごく小さい。ア
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