品質不正発生に備えた「危機管理」の重要性――レジリエンスを高める:事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋(5)(1/3 ページ) 万が一、品質リスクが顕在化した場合に備えて危機管理の仕組みを整備しておくことが重要です。危機では複数のタスクが同時多発的に発生する中で、どのような準備ができ、実際の対応にあたる際にはどのようなことに留意すべきなのかを、「レジリエンス」という危機管理のキーワードを用いて解説します。 ⇒連載「事例で学ぶ品質不正の課題と処方箋」バックナンバー はじめに――危機管理におけるキーワード「レジリエンス」 不正の未然防止、早期発見が重要であることは言うまでもありません。しかし海外を含めた事業の拡大、製品差別化のための技術高度化が進行するに伴って対応が難しくなっていることも確かであり、品質に関するリスクが顕在化してしまう可能性も否定できません。 そのため、品質リスクが顕在化した場合に
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