タグ

回路とプリント基板に関するobata9のブックマーク (2)

  • ESD電流の経路

    Alex Ching氏は、カナダのBJ Pipeline Inspection Services社で大規模かつ複雑なデジタルシステムの設計を担当している技術者である。同氏は、アナログ回路、デジタル回路および電池回路を筐体に収納したある装置を設計した。筐体グラウンドは、配線(線材)、100kΩの抵抗およびTVSD(Transient Voltage Suppression Diode:過渡電圧抑制ダイオード)を経由して装置内の各所に接続されている。この装置において、ESD(静電気放電)の問題が発生した。具体的には、LVDS(小振幅差動信号)方式のデータ線にエラーが発生したのである。同氏は、この問題を解決するために、ESD保護素子を装置内の各所に挿入した。しかし、いずれも徒労に終わってしまった。 Ching氏は、この問題について次のように推定していた。すなわち、ESDが保護素子に加わると、保護

    ESD電流の経路
  • ATX電源の修理 ~1台目~

    今回から2回に渡って、PCなどに利用されるATX電源の修理で垣間見た“悪い設計”を実際の修理手順を追いながら、紹介する。今回は、実装設計上の不具合を製造面でカバーしたものの、結局は動かなくなってしまったATX電源を修理する。 →「Wired, Weird」連載一覧 部品の修理業務を始めて、そろそろ1年半が経過した。この1年半で多くの部品の修理を手掛けることができた。修理品にもいろいろあった。不良箇所が明確で簡単に修理できたものや、半月ほど時間をかけてじっくり調査し何とか修理できたもの。全く手に負えなかったものも多数あった。 部品の修理を行うには、事前にその部品の仕様や回路と構造を理解した上で行わないと、かえって修理部品を壊してしまうことがある。このため、修理前に可能な限り部品の情報(マニュアル、回路図など)と依頼先の不具合情報を収集し部品への理解度を高める準備作業が重要だ。 修理品にみる“

    ATX電源の修理 ~1台目~
  • 1