理化学研究所は2022年1月10日、薬剤の構造に含まれるベンゼン環を、遷移金属触媒を用いて体内で合成する技術を開発したと発表した。また、抗がん活性物質の原料と遷移金属触媒をマウスに静脈内投与するだけで、体内のがん細胞の近くで抗がん活性物質が合成され、副作用なしでがん細胞の増殖を抑制することも確認した。東京工業大学らとの国際共同研究による成果だ。
東京工業大学と日産自動車らの研究グループが、人工光合成用光触媒の効率化に寄与する高性能なフォトン・アップコンバージョン(UC)の固体材料を開発したと発表。高効率かつ超低閾値でありながら空気中で安定という前例のない固体UC材料であり、次世代の脱炭素技術として期待される人工光合成の効率化に貢献できるという。 東京工業大学は2022年1月11日、日産自動車、出光興産と共同で、人工光合成用光触媒の効率化に寄与する高性能なフォトン・アップコンバージョン(UC)の固体材料を開発したと発表した。高効率かつ超低閾値でありながら空気中で安定という前例のない固体UC材料であり、次世代の脱炭素技術として期待される人工光合成の効率化に貢献んできるという。 人工光合成は太陽光と水とCO2を用い、酸素と水素、有機物などの貯蔵可能なエネルギーを人工的に生成できる技術として盛んな研究が行われている。しかし、実用化に向けた
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