松下電器が進める中国での人づくり ■グループ挙げて30万tのCO2削減めざす 「一歩先のエコ」を目指した取り組みとして「エコアイディア戦略」を発信する松下電器産業。温暖化対策でも、日本の多くの企業が表明する原単位での二酸化炭素(CO2)排出削減ではなく、CO2総量の削減をめざしている。同社が打ち出した目標は、2007年度から2009年度の3年間で、日本も含め、世界に展開する全294生産拠点からのCO2排出を398万tから368万tへと総量で30万t削減するという意欲的なもの。さらに2010年度には、2000年度の水準(約360万t)に引き下げることも視野に入れている。 同社はすでに、温暖化対策、資源・化学物質対策などで独自の基準を設定。環境性能に優れた製品・サービスを「グリーンプロダクツ(GP)」と認定するなど、モノづくりにおける環境負荷低減に取り組んできた。現在、こうした取り組みを