留守中も含め,常時稼働状態で使用されることが多い洗浄便座から発火というニュースは,業界だけではなく,お茶の間をも騒然とさせた(関連記事)。エンド・ユーザー向けの説明だけではイメージしにくかった具体的な不具合要因と,TOTOがとる当面の対策について,補足説明を求めた。(聞き手:峯 里里=日経エレクトロニクス)
キヤノンは,電源基板上で発煙・発火が生じる恐れがあるとして,小型複写機の無償点検などを行う(発表資料)。対象機種は「FC-1」と「FC-2」の2機種である。 経年変化とほこりの堆積,結露などが原因で,電源基板上で「トラッキング現象」が起こり,基板の一部が発煙・発火する恐れがあるという。トラッキング現象とは,ほこりや湿度の条件などで,本来電気が流れない部分に導電路ができてしまうこと。電極間の絶縁性樹脂などの表面が徐々に炭化していき,最終的に導電路を形成してしまうこともある。例えば,コンセントとプラグの間にほこりがたまり,そこに湿気が加わることで生じるトラッキング現象はよく知られている。 対象機種の電源基板は,製品側面の放熱用の空気対流口付近に配置されていた。このため,今回の他機種に比べ外部環境の影響を受けやすいという。 FC-1とFC-2はいずれも1990~1993年に製造されたもの。キヤノ
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