特集「DX人材を再定義する 人材育成から読み解く企業のDX戦略」は、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に必要な人材の育成に焦点を当てる。第3回目となる本稿は、作業服や作業関連用品の販売事業からアパレルの展開までを手掛けるワークマンの企業事例を紹介する。 これまでの作業服市場から、アウトドア製品も取り扱う「WORKMAN Plus」や同社初の女性客主体の店舗「#ワークマン女子」といった新業態のアパレル店舗を開拓するためにワークマンが掲げた企業戦略と、戦略の実行に当たって全社でデータ分析人材を育成した手法を改革のキーマンに聞いた。 作業服市場が飽和する 新業態への移行を迫られたワークマンの決断 ワークマンのDX推進を語る上で外せない人物が同社の専務取締役である土屋哲雄氏だ。同氏は現在、トランスフォーメーションディレクターとして全社のデジタル改革を主導する。ワークマンのDXは
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