4月10日、トヨタ自動車は富士重工業への出資比率を8.7%から16.5%に拡大し、業務提携を増やすと発表した。トヨタと同グループのダイハツ工業の社長も参加したこの記者会見で、富士重は軽自動車の開発・生産から段階的に撤退することを表明した。富士重の2007年暦年の国内販売台数は22万5818台。うち軽自動車は62%を占める(14万990台)。 登録車市場が縮小する中、軽自動車の新車販売台数(2007年)は約192万台と堅実に推移する。軽自動車のラインアップは顧客を販売店に引き付ける強力な武器となる。富士重は今後、ダイハツからOEM (相手先ブランドによる生産)供給を受ける。国内販売の3分の2を占める軽自動車の開発・生産から撤退するという大胆な決断を下した富士重の森郁夫社長に、胸の内を聞いた。 答 ダイハツ工業には昨秋から欧州で発売する小型車「シリオン(日本名「ブーン」)」を供給してもらってい
![スバル「軽」生産中止で、スズキの一手は?:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)