![花王の蚊よけ技術が進化。肌表面を「嫌なもの」と感じさせる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f96f62d374d309b41cabd9f99d06fdb103c50200/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Fipw%2Flist%2F1411%2F451%2Fkao_00.jpg)
東京大学は2021年1月14日、蚊の触覚に存在する嗅覚受容体を人工の細胞膜上に組み込んだ匂いセンサーを開発し、呼気に混合した微量の腫瘍マーカーを嗅ぎ分けることに成功したと発表した。神奈川県立産業技術総合研究所との共同研究による成果だ。 研究グループは、これまでに蚊の嗅覚受容体を人工細胞膜に組み込むこむことで、匂いセンサーとして活用できる可能性を見出していた。しかし、匂い分子を水溶液に溶解しなければ識別できないため、多くが水に難溶性である匂い分子をどのように嗅覚受容体に届けるかが課題であった。 今回研究チームは、撥水コートを施した微細なスリットを搭載することで、効率的に匂い分子を水溶液に分配する匂いセンサーを作製した。人工細胞膜を形成する液滴の下に配置したスリットに匂い分子を含む気体を流すと、気液界面で生じるせん断力により水溶液が撹拌(かくはん)され、難容性の匂い物質が取り込まれる仕組みだ。
金子周司 薬学研究科教授、宮崎雅雄 岩手大学教授、上野山怜子 同修士課程学生、西川俊夫 名古屋大学教授、英国・リヴァプール大学の研究者らの研究グループは、ネコのマタタビ反応が蚊の忌避活性を有する成分ネペタラクトールを体に擦りつけるための行動であることを解明しました。 ネコがマタタビを嗅ぐと葉に体を擦り付けごろごろ転がる反応「マタタビ反応」は、マタタビ踊りとも言われ江戸時代から知られているとても有名な生物現象の一つです。しかしなぜネコがマタタビに特異な反応を示すのか、その生物学的な意義については全くわかっていませんでした。本研究では、まずマタタビの抽出物からネコにマタタビ反応を誘起する強力な活性物質「ネペタラクトール」を発見しました。次にこの物質を使ってネコの反応を詳細に解析して、マタタビ反応は、ネコがマタタビのにおいを体に擦りつけるための行動であることを明らかにしました。マタタビに含まれる
ネコは植物のマタタビを与えると、体にこすりつけるなどの特有な反応をすることが知られていますが、岩手大学などの研究グループは、ネコに作用する物質をマタタビから同定したと発表しました。この物質は蚊を寄せつけないこともわかり、マタタビをこすりつける反応は、ネコが蚊を避けるよう進化してきた結果なのではないかとしています。 ネコはマタタビの葉や実を好み、体にこすりつけるなどの特有な反応が引き起こされることが知られていて、60年余り前の研究で「マタタビラクトン」という物質が関係しているとされてきました。 岩手大学の宮崎雅雄教授と名古屋大学などの研究グループは、最新の技術で改めて分析したところ、マタタビに含まれる「ネペタラクトール」という物質が「マタタビラクトン」よりもネコに強い作用を引き起こしたほか、葉に含まれる量も10倍以上あり、ネコに作用する主な物質は「ネペタラクトール」であることがわかったという
東京大学および、神奈川県立産業技術総合研究所の研究グループは2021年1月、呼気に混合した0.5ppbレベルの微量の匂い物質を検出できる匂いセンサーを開発したと発表した。 東京大学および、神奈川県立産業技術総合研究所(以下、KISTEC)の研究グループ*)は2021年1月、呼気に混合した0.5ppbレベルの微量の匂い物質を検出できる匂いセンサーを開発したと発表した。開発したセンサーは、マイクロデバイスに蚊の嗅覚受容体を組み込んだバイオハイブリッド型匂いセンサーで12×17×5cmサイズと小さく「これまで1000万円程度の価格で売られている大型装置でも検出が難しかったような低濃度の匂いを高精度で検知できる」(研究グループ)とする。 *)東京大学大学院情報理工学系研究科、生産技術研究所の竹内昌治教授、神奈川県立産業技術総合研究所の山田哲也研究員(研究当時/現東京工業大学 未来産業技術研究所助教
» 【世界を救う発明】バイクで走るだけで蚊が全滅!? タイの蚊を駆除する「人類最強装置」がスゲーぞー! 特集 世界で最も人を殺している動物だと言われ、疎まれている蚊。現在では、中南米を中心に蚊を介してジカ熱が流行し、多くの人が感染している。対策の一環として蚊帳(かや)が配布されたり、ボウフラを食べるグッピーが放流されたりしているようだが、敵はあまりに小さく強い。 しかしこの度、蚊から世界を救うスゴい装置が開発されたという。なんとバイクに乗って走るだけで、町中の蚊が退治出来るというのだ! その詳細動画についてお伝えしたい!! ・タイにはたくさんの蚊とバイクが存在している! 「蚊によって、毎年72万5000人が命を落としています」。そんな一文からスタートする動画『Saving Lives One Ride At A Time – Duang Prateep Foundation 2016』。舞
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く