日本の“隣国”であるロシアがウクライナに侵攻した。衝撃はあまりに大きく、かつてないほど防衛に関する議論が盛んになっている。その中の一つに「自衛隊の人員不足」がある。 *** 【写真11枚】へリボーン、ミサイル発射、敵軍兵士の制圧――陸上自衛隊の厳しい訓練風景 旧民主党に所属し、当時は与党として東日本大震災を経験した国会議員が言う。 「自衛官は現在、約24万7000人です。ロシアのウクライナ侵攻で、『人員が全く足りない』という現実を再認識させられました。東日本大震災が発生した際、防衛省は『災害派遣に割ける人員は5万人が上限です』と言いましたが、結局は官邸が押し切る形で10万人に出動してもらいました。さぞかし全国の自衛隊の基地や施設は、人手不足で大変だったと思います」 防衛大学から陸上自衛隊に進み、現在は拓殖大学大学院特任教授などを務める濱口和久氏は2022年1月、夕刊フジに「日本の危機 自衛
日本発の半導体の製造技術が放射線医療に革新をもたらそうとしている。世界の注目を集めているのは、コンピューター断層撮影(CT)で照射されるX線の放射線量を従来の100分の1に抑えることができる技術で、沖縄県うるま市に本社と製造拠点を置く「アクロラド」が長年の努力の末に量産に成功したセンサー半導体が中核を担う。4月中旬にはドイツの名門企業シーメンスがアクロラドの技術で開発した、世界初の実用化製品が横浜市内でお披露目された。医療行為に際しての被曝(ひばく)の低減は国際的な課題となっており、日本の医療機関でも努力が続けられている。将来的な普及が期待される最先端CT装置の実現で、粘り強い技術開発の重要性が改めて示された形だ。 日本発の半導体製造技術が生かされたシーメンスヘルスケアのフォトンカウンティングCT「ネオトムアルファ」で撮影した頭部の血管の画像(同社提供)■X線の強さをダイレクトに検出「実は
ロシアの極東開発を統括するトルトネフ副首相は25日、北方領土について、独自の開発や投資をさらに進め、「ロシアのものにする」との意向を示した。日本が令和4年版の外交青書で、北方領土は「ロシアに不法占拠されている」との表現を復活させたことへの反発とみられる。 ロシアはこれまでに北方領土を経済特区に指定し、ウクライナ侵攻で欧米諸国とともに対露制裁を発動した日本への報復として、日露平和条約交渉の中断も表明している。日本との関係悪化を口実に、北方領土問題に終止符を打とうとするロシアの思惑が改めて鮮明になった。 極東ハバロフスク地方への出張時の発言をタス通信が伝えた。 トルトネフ氏は記者団に対し、日本政府が22日に発表した外交青書でロシアのウクライナ侵攻を強く批判し、北方領土についてロシアの「不法占拠」と明記したことに言及し、「ロシアの返答は単純だ」と指摘。その上で、北方領土を対象としたクルーズ船の就
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く